松下由樹「通りがかりに『生意気』と言われて」20代からの逆転女優人生
現在、2つのドラマに出演中など、人気女優の松下由樹さん。デビュー後、嫌われる役柄が続いたことで傷ついた経験があるそうです。大きな転機となったきっかけなどを伺いました。(全3回中の1回) 【画像】制服姿が可愛すぎる!映画『アイコ十六歳』でデビューした15歳の松下由樹さんの貴重なショット ほか(全10枚)
■学園ドラマで「あっち(テレビ)の中に入りたい」 ── 松下さんは、最初から女優を目指されたそうですね。きっかけはあるのですか? 松下さん:中学生の頃、再放送だと思うのですが、『ゆうひが丘の総理大臣』という学園ドラマを観て、「あっち(テレビ)の中に入りたい」と思うようになったんです。ドラマの世界がリアルに感じられて、「演じている人たちと一緒にお芝居してみたい」と思っていました。
── どんな中学生活を送られていたのですか?部活は入っていましたか? 松下さん:いえ、帰宅部だったんです(笑)。自分では内弁慶な性格だと思っていたのですが、人前で表現する仕事に憧れていたので、違っていたのかもしれないですね(笑)。 ── どのような経緯で女優の道に進まれたのですか? 松下さん:中学3年の夏休みに映画のオーディションを受けて、合格したんです。名古屋が舞台の映画だったのですが、合格して、高校1年のときに愛知県から上京しました。
── 映画『アイコ十六歳』でデビュー後、ドラマに出演しながらダンスも披露されていました。 松下さん:ダンスは、事務所から「身長が高いから、ダンスを習ったほうがもっと演技の幅が広がる」と勧められたんです。私も、芝居の表現のひとつになりそうだと思って習い始めました。 それに、ダンスはとても好きだったので、ジャズダンス、クラシックバレエ、タップダンスを習って、NHKの『ヤングスタジオ101』という音楽番組で踊るようになりました。
■役柄の影響で厳しい言葉をかけられることも ──『ヤングスタジオ101』にご出演後は、ドラマや映画などたくさん出演されてきました。 松下さん:20歳で初めてドラマの主演をまかせていただいたのですが、当時はもっと若い年齢で主役を張るのが主流だったので、遅咲きだったと思います。 また、20代前半の頃は自分とのギャップが大きい役柄を演じることが多くて、一般の方から厳しい言葉をかけられることもありました。ドラマや役柄の影響力って大きいんだなあと思いましたね。