JRの単線区間に上下線の電車が進入 約600メートルまで接近[2023/03/03 12:09]

 2日夜、埼玉県のJR川越線の単線区間で、上下線の車両がおよそ600メートルまで、近付いて停止するトラブルがありました。

 JR東日本によりますと、2日午後9時50分ごろ、川越線の南古谷駅と指扇駅の単線区間に、上りと下りの双方から車両が進入し、およそ600メートルの距離まで接近したところで、運転士が車両を停止させました。

 正面衝突を防ぐ、停止信号が作動したということです。

 このトラブルで、JR川越線は、大宮駅と川越駅間でおよそ3時間運転見合わせになり、車両内には、一時、200人ほどが閉じ込められました。

 JR東日本は「同時進入が起きることは、基本的にない」として原因を調べています。

 また、正面衝突の可能性については運転士が赤の停止信号を見逃したとしても、保安装置が働き、自動で車両にブレーキがかかるなどの防止策を導入しているということです。

こちらも読まれています