住民の一時的帰島は見通せず… 口永良部島で再噴火[2015/06/18 17:05]

 鹿児島県の口永良部島で、18日午後4時31分に再び噴火がありました。正午すぎにも小規模な噴火があり、気象庁が警戒を続けています。口永良部島の現在の様子を全島避難している人たちが多くいる屋久島から報告です。

 (塚越礼奈アナウンサー報告)
 午後4時31分に再び噴火したという情報が入ってきています。そして、1時間ほど前から口永良部島の様子が見えるようになってきました。ただ、火口付近は雲に覆われていて、噴煙の様子などは確認することができません。住民が島を避難して19日で3週間です。車や家畜などを運び出すために一時的に島に帰ることを望んでいたなかで、再び噴火が起きました。
 口永良部島から避難している住民:「予想は全然していなかったです。また帰るのが遅れたっていう、それですね」
 口永良部島消防団・貴舩森副団長:「きょうの噴火が影響して(一時帰島が)延びてしまうと、不安になって、のしかかってくるのかなと心配があります」
 噴火を受けて、屋久島町の荒木耕治町長は「住民の一時帰島は、しばらくめどが立たない」と話しています。雨も帰島の妨げとなっています。この時間も雨が降ったりやんだりを繰り返しています。また、屋久島町では17日夜、1時間に80mmの猛烈な雨が降った地域もありました。雨に追い打ちを掛けるように起きた今回の噴火で、住民の一時的な帰島は見通せない状況となっています。

こちらも読まれています