声優・花澤香菜の魅力に吉岡里帆が迫る! パン好きの花澤イチオシの「禁断の味」は

J-WAVEで放送中の番組『UR LIFESTYLE COLLEGE』(ナビゲーター:吉岡里帆)。10月6日(日)のオンエアでは、声優で歌手の花澤香菜をゲストに迎え、声優になった経緯やパンについてのトークを繰り広げた。

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■30歳、節目のアルバムは「自分のベースとなる音楽を作った人たち」に制作をオファー

吉岡は花澤が出演した作品をいくつも観ていたことから、「既に萌えております......! 数々の作品で声を聴かせていただいております」と大興奮で迎えた。とくに、吉岡の出身地でもある京都を舞台にした映画『夜は短し歩けよ乙女』(原作・森見登美彦)は、原作も愛読していたことから、印象深かったようだ。花澤は「実写でやってほしい! 絶対似合う!」と盛り上がった。

花澤はもともと子役として活動しており、14歳で声優デビューを果たした。「たまたま受かって、ちょこっと出させていただいた」のがスタートだった。その後、声優の仕事を続けてはいたものの、自信を持てずにいたという。

花澤:高校3年生のときにやっていたのが『ゼーガペイン』というアニメ。その頃は本当に自信がなくて、こんなにしゃべる役も初めてだったし、自分が棒読みだというのも自覚していて「ああ、無理だ......。このお仕事はできない」とずっと思っていて。それが終わって大学に入るタイミングで、いい機会だから「このお仕事を全部辞めて新しいことを探すぞ」と思っていたら、今の事務所のマネージャーが「いい声だしもったいないから業界を辞めないで」と止めてくださって。

吉岡:泣けますね。
花澤:そんなふうに言われたことがなかったのですごく嬉しくて「じゃあもう一回頑張ってみようかな」と思って、声優事務所に入り直したという流れです。
吉岡:新しい扉が開いた瞬間ですね。

花澤は、声優以外にも歌手、ボーカリスト、俳優、ナレーターとしても多岐にわたって活躍している。2019年2月には5枚目となるアルバム『ココベース』をリリース。タイトルは自身で考えた造語だ。

花澤:いま自分が立っている場所が自分の基盤になっているという意味です。いろいろ考えたんですけれど、いろいろ却下されて『ココベース』になりました(笑)。

『ココベース』は佐橋佳幸がプロデュース、槇原敬之、在日ファンク・浜野謙太、いきものがかり・水野良樹、チャットモンチー済・橋本絵莉子などが楽曲提供している。

花澤:30歳になるタイミングでのアルバムだったので、今まで自分のベースになってきた音楽を作った人たちにダメ元でお願いできないかと言ったら、佐橋さんが本当につなげてくださって実現したという感じです。

番組では、チャットモンチー済・橋本絵莉子が手がけた『おとな人間』をオンエアした(音源はradikoで2019年10月13日28時59分まで)。

花澤:チャットモンチー、お好きだとインスタで拝見して。
吉岡:大好きなんですよ......! 青春なんです。
花澤:『風吹けば恋』を聴きながら走ってましたもん!
吉岡:わかります......!
花澤:『おとな人間』は30歳をテーマに書いていただいた作品です。


■パン好きの花澤がイチオシのお店は?

花澤に、思い出に残っている街について話を聞いた。

花澤:2年ぐらい吉祥寺に住んでいたことがあって、そのときは吉祥寺から出たくないというか、仕事がなければずっといるみたいな、すごく住みやすかったんですよね。商店街もあるし、おいしいお店もいっぱいあるし、公園もあるし。
吉岡:のどかなのにめちゃめちゃオシャレで、お店が多くてって、みんなが住みたい街ナンバーワンにずっと君臨しているだけはありますよね。

花澤はラジオを聴きながら街歩きするのが好きだという。

花澤:1日1万歩以上を目指していて、意外と2駅ぐらい意識して歩けば、あとは仕事の合間の移動距離で。
吉岡:えらい! なかなかできないです。ちょっとめんどくさいですもん。
花澤:そう、めんどくさいんですよ。でも、私はラジオを聴くのが好きで、ラジオを聴きながら歩いているとわりとちょうどよく。1日3、4番組聴きたいので、消費するためにも歩く。
吉岡:なるほど。すごく素敵なルーチンワークといいますか、生活習慣ですね。

花澤は大のパン好きとしても知られている。そこで吉岡が「好きなお店」を尋ねた。

花澤:京都の黄檗という駅にある「たま木亭」がめちゃくちゃおいしいので、ぜひ。総菜パンが多めで、食べると「これは料理である」というぐらいの完成度。焼き立てがあったので、ひとつホームで食べようと思って食べ始めたら止まらなくて、買ったパンを全部食べるという事件が起きました(笑)。

東京では渋谷の「VIRON(ヴィロン)」のバゲットがイチオシと花澤。

花澤:ガジガジ系で、板チョコが挟まっています。バターと板チョコだけのバゲット。ハーフサイズとけっこう大きいサイズがあるんです。ハーフサイズを我慢して頼むんですけど、本当はフルサイズいきたいです。
吉岡:バターに板チョコにフランスパン。禁断の味ですね。


■声優ならではのマイルール

最後に、花澤の自宅での様子を訊いた。花澤は木材が好きなため、ソファや棚などは木を基調にしており、布は白やクリーム色などの落ち着くものが好きだという。自宅でのマイルールには、声優らしいこだわりがあった。

花澤:虫が出るのが怖いというのもあって、ゴミをこまめに捨てる。あと、台所を終えたらすぐにシュッシュッと拭きます。喉的には乾燥がいちばんダメなので、もうちょっとしたら加湿器をつけたり、濡れマスクで寝たりしています。
吉岡:喉が命ですもんね。

花澤が2年ぶりに行なった全国ツアー「KANA HANAZAWA Concert Tour 2019 -ココベース- Tour Final」の模様を収録したBlu-rayが9月25日に発売された。初回限定盤には、中国・広州第二体育館、上海メルセデスベンツアリーナの映像も収められている。「今後もさまざまな土地の人に会いに行くのを楽しみにライブをおこなっていきたい」という花澤の活動に、さらに注目したい。

J-WAVE『UR LIFESTYLE COLLEGE』では、吉岡がゲストとともに、より豊かなライフスタイル、よりいい生き方を考える。放送は毎週日曜の18時から。お楽しみに!

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【番組情報】
番組名:『UR LIFESTYLE COLLEGE』
放送日時: 毎週日曜 18時-18時54分
オフィシャルサイト: https://www.j-wave.co.jp/original/lscollege/

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このままだと大停電!? G7環境相会合「石炭火力発電」廃止声明の影響

政策アナリストの石川和男が5月18日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送Podcast番組「石川和男のポリシーリテラシー」に出演。5月1日にイタリアで開かれた主要7か国(G7)気候・エネルギー・環境相会合で、二酸化炭素の排出削減対策が取られていない石炭火力発電を段階的に廃止することで合意した背景や影響について議論した。

※画像はイメージです

毎年開催されるG7気候・エネルギー・環境相会合は、今年5月1日にイタリアで開かれ、二酸化炭素の排出削減対策が取られていない石炭火力発電を対象に、2030年代前半か、世界の平均気温の上昇を産業革命前から1.5度以内に抑える目標に沿ったスケジュールで段階的に廃止することで合意。共同声明が採択された。G7の共同声明に、石炭火力廃止の期限が明記されるのは初めて。

この共同声明について、ゲスト出演した常葉大学名誉教授で国際環境経済研究所 所長の山本隆三氏は「“対策が取られた石炭火力”の定義がはっきりしていない。日本に多い、新しく効率のいい石炭火力だったらいいのか。また“1.5度”についても、目標を達成できる道筋であれば2040年でもいいとも読める」と指摘。今でも全発電量のうち約3割を石炭火力に頼る日本のために、あえてあいまいな点を「抜け道」として残したと述べた。

一次エネルギーの自給率がわずか1割強にすぎない日本は、天然ガスや石油よりもカロリーあたりで最も安い石炭に頼る傾向がある。山本氏は「年を重ねるごとに、廃止の圧力が強まる可能性がある。やめなさいと言われたら、本当にどうしようもない。計画停電するとか……。(大量の電気を消費する)データセンターや半導体工場なんてとんでもない」と警鐘を鳴らした。

そのうえで、石炭火力発電が使えなくなった際の代替策について山本氏は「(石炭火力の)設備を石油用に転換する。これはわりと簡単だが、(石炭より石油の価格は高いので)電気代が上がる。LNG(液化天然ガス)に転換するとなったら、受け入れ施設の更新などに莫大な設備投資が必要になる。そんな投資をする体力は日本にはもうなく、現実的には不可能」と言及。「現実的には原子力発電しかないが、建て替えは容認されたが、まだ制度がない。電力会社が自分のお金で建て替えできるかというと、電力小売自由化で将来の電気料金、つまり収入がわからないなか設備投資できない。そうすると、建て替えに何年かかるかもわからない」との見通しを示した。

石川は、国内の石炭火力全廃で「停電が起こる」として、そうならないためにも電力会社が計画的に原発などの発電施設に投資できるよう、電力小売り自由化の見直しを訴えた。

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