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草野満代アナ「強い意志で森と向き合って」

2011年11月4日 19:35
草野満代アナ「強い意志で森と向き合って」

 フリーアナウンサーの草野満代(44)が4日、東京・六本木ヒルズの「O−YANE PLAZA」で開催された「Sustainable Forest Gallery 2011 Autumn〜森のちからを、未来のちからに。〜」(6日まで)のオープニングセレモニーに出席。テープカットを行った。

 「国際森林年」に森林・林業の重要性を考える体験型イベント。都会の真ん中に緑あふれる空間を演出し、子どもとともに家族で楽しめる木や自然環境に関するクイズラリー、木を使ったオリジナルアイテムが作れる「木のワークショップ」などを実施する。

 国際森林年国内委員である草野は、委員として各地をめぐる中で気づいたことについて「山も森も川も人が介在して手入れをしてきたからこそ、日本の原風景がある。各地をめぐってがく然としたのは、所有者が関心を失って見向きもしなくなり、手入れの行き届いていない森の多さです」と嘆き、「世界第2位の森林国。これほどの宝を持っていながらまだまだ私たちはその大切さ、価値に気づいていない。むしろ忘れてしまっている。もう一度強い意志をもって森と向き合っていきましょう」と呼びかけた。

 森林率80%を超えるという自然豊かな岐阜の中津川市出身。東濃ひのきの産地として有名なふるさと・岐阜の林業も厳しい状況にあるという。「食べ物の地産地消と同じように、木もその産地でいかに使っていくか。そう意識している人が少ないように思う。まずふるさとを盛り上げて『うちの街がふるさとの木で(家などを)建てているんですよ』って言えるような、そのための応援をしていきたい」と語った。