11日に阪神競馬場で行われる
阪神ジュベナイルフィリーズ(2歳牝・GI・芝1600m)について、枠順データから検証していく。
枠別では最多となる6回の馬券絡みが5枠と6枠。逆に3枠と8枠は馬券絡みが2回と、枠別では最小の数字となっている。
参考までに枠順による成績を比較すると下記の通り。
【1枠】3-0-0-17/20 勝率15.0% 複勝率15.0%
【2枠】1-0-3-16/20 勝率5.0% 複勝率20.0%
【3枠】1-0-1-18/20 勝率5.0% 複勝率10.0%
【4枠】1-3-0-16/20 勝率5.0% 複勝率20.0%
【5枠】1-3-2-14/20 勝率5.0% 複勝率30.0%
【6枠】1-2-3-14/20 勝率5.0% 複勝率30.0%
【7枠】1-1-1-26/29 勝率3.4% 複勝率10.3%
【8枠】1-1-0-27/29 勝率3.4% 複勝率6.9%
ご覧のように、過去10年で全ての枠から勝ち馬が出ており、明らかに不利という枠は無さそうだ。過去10年で馬券に絡んだ30頭のうち23頭が5番人気以内であることからも、レースそのものが固い決着となることが多いのだろう。有力馬が枠に関係なく実力を発揮できる舞台なのかもしれない。
しいて言えば8枠の成績がやや悪いか。2016年に
リスグラシューが2着に入って以降は凡走が続いており、2019年は1番人気
リアアメリアが6着、2021年にも1番人気
ナミュールが4着に敗れている。今年は上位人気となりそうな
ウンブライルと
ラヴェルが8枠にゲートイン。この有力馬2頭の取捨選択には慎重になりたいところだ。