現在放送中のテレビ朝日系ドラマ『ケイジとケンジ、時々ハンジ。』(毎週木曜21:00~)。福田靖氏のオリジナル脚本となる今作は、桐谷演じる元体育教師の刑事・仲井戸豪太が、検事や判事(裁判官)と時にぶつかりながらも、事件の真相解明に向かって奮闘する姿を描いた大人のビターな群像劇だ。きょう1日放送の第8話は、豪太の大切な妹・みなみ(比嘉愛未)が拉致されてしまう!? ありえない事態を招いてしまった検事の亀ヶ谷(西村元貴)、美沙子(吉瀬美智子)にも動揺が走る……というストーリー。そして来週8日の最終話には、1月クールドラマ『インフォーマ』(カンテレ)で桐谷とバディを組んだ佐野玲於(GENERATIONS)の出演が発表されている。

今回は、今作がゴールデン帯地上波連ドラ単独初主演となる桐谷に、見どころや現場の雰囲気、反響について話を聞いた。

  • 俳優の桐谷健太 撮影:泉山美代子

    俳優の桐谷健太 撮影:泉山美代子

■犯人逮捕後のストーリーも見どころ

――3年ぶりの続編となった今作の魅力を教えてください。

犯人を逮捕するまでのストーリーにプラスして、逮捕してから検察や裁判の場でどうなっていくのかが描かれている作品。刑事、検事、判事それぞれの立場での葛藤ややりとりが面白くて、刑事ドラマが好きな方にとっても新鮮な気持ちで楽しんでいただけると思います。散歩しているときおまわりさんに「見てます!」と声をかけていただいたこともあって、現場の方にとっても共感できるポイントを作れているのではないかと手応えを感じました。

――おまわりさんに声をかけられることがあるんですね。

職務質問ではないですよ(笑)。

■他愛もない話で盛り上がる現場

――(笑)。4月に行われた記者会見では、サプライズで「座長・桐谷健太のここがすごい!」と題した、キャストの皆さんが桐谷さんの尊敬するポイントを発表していくコーナーが用意されていて、愛されているのが伝わってきました。現場はどんな雰囲気ですか。

会見後、あの動画をくださいとお願いしてしまいました(笑)。なかなかあんな会見はないですよね、「どれだけノロけてるねん!」という。そんなキャストが集結している現場は、会見のときのような明るくて軽やかな空気でありながらも、それぞれが役に集中していてすごくいい雰囲気です。いろいろと話もしていて常に笑いが絶えないのですが、10秒後には忘れるような会話ばかりしています。

――10秒後には忘れてしまうとのことですが、たとえば……。

本当に他愛もない話です。たとえば「新進気鋭」という言葉が出てきたときの話ですが、岡崎紗絵ちゃんが口にするとちょっとイントネーションが違っていたんです。で、みんなが「それ、名古屋弁なの?」「そもそも気鋭ってどういう意味?」という会話が始まり、俺が「シンシンはパンダの名前やけどな」とつぶやいたりして。そこで「はい、テスト行きまーす!」と声がかかって、「結局、気鋭って何なんですか?」と解決しないまま終わり……。今、なぜこんなにしっかりと説明してしまったんだろうという内容ですよね。取材の場で話すようなことではなかった!(笑)

■磯村勇斗は「頼りがいがある」

――いえ、現場の楽しい空気感がとても伝わってきました! では続いて、前作から続投となる磯村勇斗さん演じる目黒元気というキャラクターの魅力を教えてください。

豪太と目指す方向は一緒だけど、やり方が違うという対比が面白いですよね。いつも変わらず駆け回る豪太と、係長に昇進して色々考えることもあるであろう目黒、全然キャラクターの違う2人が事件を解決したいという同じ思いを共有しているところに、福田さんの脚本の魅力が出ていると思います。

――めぐちゃんこと目黒の、海外ナイズされたキャラクターは見ていてとても楽しいです。

そのキャラクターが見られる場面が、話が進むごとに増えてきています。第1話の頃はツッコんでいたのですが、もう第2話くらいからは誰もツッコまなくなって。一度そういう人だと認識すると放置される様が、どこかリアルで好きです(笑)。演じている勇斗も、目黒をこう見せていきたいという思いをしっかりと持っていて、すごく堂々と演じていますし、頼りがいがあります。