日経平均、前日比1,000円超の急反発!39,740.44円で取引を終了…日銀会合は“想定の範囲内”か【3月18日の国内株式市場概況】

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2024年3月18日(月)の日経平均株価をはじめ、日経平均寄与度の上位と下位銘柄、業種別騰落ランキング、東証プライム市場に上場している個別株式の騰落率ランキングなどをお伝えします。

3月18日の日経平均株価は、150円に迫る円安を背景に輸出関連銘柄が買われたほか、半導体関連銘柄が指数をけん引しました。また、日本経済新聞による「日銀は18〜19日の会合でマイナス金利政策を解除する見通しになった」との報道により、今回の日銀金融政策決定会合も“想定の範囲内”に収まる公算が高いとの見方が優勢に。リスク選好の動きが強まりました。日経平均株価は終日堅調で、前日比1,032.80円高の39,740.44円で取引を終えました。日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がりが208銘柄、値下がりが17銘柄。

日経平均株価の寄与度上位は、ファーストリテイリング〈9983〉、東京エレクトロン〈8035〉、アドバンテスト〈6857〉、ソフトバンクグループ〈9984〉、レーザーテック〈6920〉となり日経平均を押し上げた一方、寄与度下位は、東京電力、三菱倉庫〈9301〉、サッポロホールディングス〈2501〉、中部電力〈9502〉、住友ファーマ〈4506〉となりました。

また、東証プライム市場の売買高は18億4,800万株、売買代金は4兆6,092.08億円となり、前日と比べて減少。

業種別では、不動産業、機械、証券業、パルプ・紙、ゴム製品などが上昇した一方、電気・ガス業、石油・石炭製品が下落しました。

東証プライム市場の個別銘柄の値上がり上位は、1位がYTL〈1773〉で+23円(+28.05%)の105円、2位がACCESS〈4813〉で+300円(+22.61%)の1,627円、3位がさくらインターネット〈3778〉で+1,000円(+16.29%)の7,140円となりました。

一方、値下がり下位は、1位が東京電力〈9501〉で-137.3円(-14.21%)の828.9円、2位が丹青社〈9743〉で-83円(-8.65%)の877円、3位がFPパートナー〈7388〉で-530円(-7.14%)の6,890円で取引を終えました。

なお、年初来高値を更新したのは144銘柄、年初来安値を更新したのは2銘柄でした。