1990年代に放送された人気ドラマ『ベイウォッチ』への出演や、雑誌『プレイボーイ』のモデルなどで知られるパメラ・アンダーソン 。今年には、セックステープ流出事件やこれまでの波乱万丈な恋愛や結婚など、彼女の半生を振り返るドキュメンタリー『パメラ・アンダーソン、ラブ・ストーリー』が配信されたばかり。

パメラといえば、細いアーチ眉にアイラインでしっかり囲んだスモーキーなアイメイクが印象的。そんな“派手メイク”を封印し、すっぴんやナチュラルメイクでファッションショーに出席している姿を<コスモポリタン イギリス版>などの現地メディアが報じ、話題を呼んでいる。

ノーメイクでパリコレに出席

9月25日からパリで開催されていたファッションウィークでは、いくつかのブランドのショーに招待されていたパメラ。

27日には、オルセン姉妹が手がけるブランド「THE ROW(ザ・ロウ)」に参加し、完全なノーメイクと髪もラフに下したままという自然体を披露。 翌日28日もそばかすが美しい素肌で「イザベル マラン」のショーに出席していたほか、その後も「ヴィクトリア・ベッカム」や「ヴィヴィアン・ウエストウッド」のショーにもノーメイクで参加している。

プロによるヘアメイクでファッションウィークに参加する人が多いなかで、完全なノーメイク姿を披露したパメラ。俳優のジェイミー・リー・カーティスも自身のInstagramにパメラの写真を投稿し、その姿勢を称賛。

「ナチュラルビューティーに革命が起こりました! ものすごいプレッシャーがかかるファッションウィークにパメラはノーメイクで現れ、堂々と座ったんです。こんな勇気ある行動と反逆的な姿勢に感心したし衝撃を受けました」

メイクをやめて「自由になった」

ノーメイクとまではいかずとも、近年少しずつメイクが薄くなっていたパメラ。その背景には、長年にわたって彼女のメイクを担当していたメイクアップアーティストのアレクシス・ヴォーゲルが2019年に死去したことが関係していることを今年8月の<ELLE アメリカ版>によるインタビューで明かしていた。

「アレクシスは素晴らしいアーティストでした。そんな彼女を失ってから、メイクをする意味を感じられなくなった気がしたんです。(トレードマークになっていたメイクをやめてから)自由になったし、楽しいし、少し反逆的だとも思っています。しっかりメイクが流行している現代だからこそ、みんなと逆のことをするのがいつもの私らしくて」

i-D>のインタビューでは、“若さ”を追い求めない現在のスタンスが心の安定にもつながっていることを明かしている。

「美の秘訣は、何もしないこと。朝に目が覚めて、そのときの状態が今の自分。自分を受け入れるということです。(中略)私は、若さを追い求めることに意味を感じられないから。ありのままの姿で家を出るとホッとするんですよ。肩の荷が下りた感じで」