とーやま委員がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「SCHOOL OF LOCK! 教育委員会」(毎週金曜23:00〜23:55)。4月からの毎月最終金曜は、2022年に活動50周年を迎えた“BOSS”こと矢沢永吉さんが登場するレギュラーラジオ番組「YAZAWA LOCKS!」をお届けしてきました。

最終回となる9月30日(金)の放送では、東京・国立競技場2DAYSでの出来事や、ゲストアーティストについて語りました。ここでは、日本におけるロックの歴史を振り返りました。


矢沢永吉さん


4月にスタートした「YAZAWA LOCKS!」も、活動50周年を記念した全国スタジアム&ドームツアー「EIKICHI YAZAWA 50th ANNIVERSARY TOUR『MY WAY』」の終幕とともに9月で最終回!

今回の放送は、「EIKICHI YAZAWA 50th ANNIVERSARY TOUR『MY WAY』」国立競技場公演を終えた約1週間後に収録しました。



矢沢:今見てごらんよ、日本のロックバンドって言ったら、いっぱいいるじゃん。みんなちゃんと武道館もやるし、 ちゃんと名前のあるいいバンドからシンガー、いっぱいいるじゃん。結構当てたやつなんていいベンツに乗ったり、なんだかんだいい暮らしぐらいできるようになってんじゃん。矢沢は昔から「ロックがベンツに乗る」って言っていたからね。

ロックで市民権(を得る)とは、ある程度ちゃんとした暮らしができて、「ベンツを転がすぐらいの男になれ」って矢沢が言っていたから、そうなってきたじゃん。だからそういった、扉が開く頃だったんだよね。

ジャパニーズロックの扉が開くか、開かないかの悪いレッテルみたいなものが、だんだん薄くなってきたのは、ここ20年ぐらい前じゃない? いまはもう、“そんなレッテルあったんですか?”って。日本の音楽の歴史ですよ。

とーやま:僕たちが今この2022年で、いろんなアーティストのライブに行って、楽しい思いができたり、いろんな音楽をラジオから聴くことができるのも、ボスがいろいろ戦ってくれたりとか、そういったことをしてくれたおかげでもあると思います。

矢沢:いや、僕はそうは思わない。ただ、日本のロックの他のバンドがどうかは知りません。ただ僕の中においては、扉が開いた瞬間、開き始めた頃……最初の頃だよね。観るほうも会場側も、イベントメーカーも、演るほうも、「このエンタメの世界でどうやって観せる?」「これをショー・ビジネスとして、どうやって完結させるのか?」ってことは、みんなが手探りだったんじゃないかな。

今はもう完璧なちゃんとしたエンタメ業界として、ビジネスとして、みんながコンサートを頑張っている。ちょうど矢沢がキャロルで出て、そのあとちょっとソロになって……って頃なんて、まだ(扉が)開いて間もないときだから、それはいろいろありましたよ。いろいろあったけど、僕はそれ全部見てきた人だもん。


矢沢永吉さん、とーやま委員


TOKYO FMの音声配信サービス「AuDee(オーディー)」 https://audee.jp/program/show/100000381では、放送時間の都合でカットされた未公開パートも含む完全版のナレーション音声を公開しています。

また、これまでの全6回の音声もお聴きいただけます。ぜひ、「AuDee(オーディー)」の「YAZAWA LOCKS!」 https://audee.jp/program/show/100000381もチェックしてみてください。

<番組概要>
番組名:SCHOOL OF LOCK!教育委員会
パーソナリティ:とーやま委員
放送日時:金曜 23:00〜23:55
番組Webサイト: https://www.tfm.co.jp/lock/iinkai/