こんにちは。料理研究家の越野美樹です。
暑かったりジメジメしたり、お天気が不安定だとご飯が喉を通らなくなってくるお子さんもいますよね。今日はあっさり食べられる「きしめんトマトソース」をご紹介します。


きしめんはうどんの一種で、平たい麺が特徴です。ひらめん、ひもかわなどとも呼ばれています。うどんよりも薄いのでゆで時間が短く、つるつるの食感が楽しめます。

きしめんは、めんつゆで温かくしていただいたり、ザルきしめんなどにするのが一般的ですが、今回はあっさりトマトソースと合わせてみました。フェトチーネやタリアテッレ、リングイネなどの平打ちパスタのように、トマトソースとの相性も抜群です。



和麺であるきしめんには、おみそを隠し味に加えたトマトソースがぴったり。つるつるっと喉越しが良く、いくらでも食べられそうです。きしめんはあっという間にゆでられるので、ゆでている間にパパッとトマトソースが作れちゃいます。

子どもの好きなえびとコーン入りで、パクパク、つるつる、あっという間になくなってしまいますよ。

■きしめんトマトソース
調理時間 15分

レシピ制作:藤野料理教室にじ 越野美樹


<材料>2人分

きしめん 200g
オリーブオイル 適量
えび 6尾
とうもろこし 50g
トマト缶 300g
みそ 大さじ1
 

<作り方>
1、鍋にたっぷりの湯を沸かし、きしめんを袋の表示通りの時間ゆでる。

2、フライパンを中火に熱してオリーブオイルを加え、海老の表面を焼き、トマト缶をつぶしながら入れる。

3、海老の色が変わったらみそを加え、1のきしめんととうもろこしを加える。



海老のだしがきいていて、みそときしめんの相性もぴったり! 肌寒い日にはゆでたきしめんをトマトソースの入ったフライパンで温めて。

日差しが強く暑い日にはトマトソースをあらかじめ冷やしておき、ゆでたきしめんを和えて冷製パスタ風にいただくのがオススメです。

路地のトマトが出まわって来たら、フレッシュトマトでもどうぞ。きしめんが手に入らなければ、もちろん普通のうどんでも同じように作れますよ。

■「きしめんトマトソース」のアレンジ例

パパッと作れる「きしめんトマトソース」。休日のランチ用でたっぷり作って、夜にリメイクも楽しめます。

●アレンジ例 「きしめんトマトソース」のラザニア


「きしめんトマトソース」を耐熱皿に入れ、チーズをのせてオーブンで焼けばトマトマカロニグラタンのできあがり! トマトとみそがより濃厚になって、食べ応えがありますよ。「きしめんトマトソース」の間にミートソースをはさめば、さらにボリュームアップ! 人気の一品になること、間違いなしです。



「きしめんトマトソース」のトマトソースを倍量で作れば、スープパスタのようにも楽しめます。また、「きしめんトマトソース」に溶いた卵を加えてフライパンで焼けば、オープンオムレツのできあがり!「きしめんトマトソース」のリメイク料理、楽しんでみてくださいね。

休日のランチや、急なお客様のおもてなし料理に、すぐに仕上がる「きしめんトマトソース」をレパートリーに入れておけば、心強いですね。これからトマトの味がのってくる季節、リピ間違いなしです。
(越野 美樹)