セリエA第14節、ナポリvsインテルが3日に行われ、0-3でインテルが快勝した。

4位ナポリ(勝ち点24)は前節アタランタ戦、マッツァーリ監督の復任初戦を勝利で飾った。しかしチャンピオンズリーグ(CL)レアル・マドリー戦ではGKメレトのミスもあって打ち負けてしまった。そのマドリー戦のスタメンから3選手を変更。GKは変更せず、負傷明け後オシムヘンが初スタメンとなった。

一方、前節ユベントスとのイタリア・ダービーを引き分けて首位をキープしたインテル(勝ち点32)は、4日前に行われたCLではグループステージ突破が決まっていたためベンフィカ相手に主力を温存した中、3点のビハインドから追いつくドローとした。そのベンフィカ戦のスタメンから8選手を変更。ラウタロやテュラム、チャルハノールら主力がスタメンに戻った。

開始3分にエルマスがミドルシュートでGKを強襲したナポリが押し込む入りとすると、インテルは12分、オフサイドになったものの、ラウタロとの関係からボックス内に抜け出したテュラムがネットを揺らす際どいシーンを演出した。

主導権を争う序盤となった中、インテルは18分にアクシデント。デ・フライが負傷し、カルロス・アウグストを左センターバックに投入した。

センターバックに新たな負傷者を出してしまったインテルが押し込む流れとしていた前半半ば以降だったが、ナポリは36分にショートカウンターからポリターノのミドルがバーに直撃する決定機を演出。

ひやりとしたインテルは39分、ロングスローの流れからゴール前に飛び込んだラウタロがシュートに持ち込む決定機。これはGKメレトに阻まれるも、前半終盤の44分にファインゴールで先制する。

サイド攻撃で揺さぶった流れからバレッラの落としをペナルティアーク中央のチャルハノールが右足一閃。強烈なボレーがゴールに突き刺さった。

インテルが1点をリードして迎えた後半、引き続き主導権争いが続いた中、ナポリが58分に同点のチャンス。しかしボックス左で縦に仕掛けて放ったクワラツヘリアのシュートはGKゾマーのファインセーブに阻まれた。

すると62分、インテルに追加点。左サイドに流れていたラウタロのクロスを受けたバレッラがボックス内でDF2人をかわしてシュートを蹴り込んだ。

さらに67分にダンフリースのクロスからラウタロに3点目のチャンスがあったインテルに対し、ナポリは直後、オシムヘンがヘディングでゴールに迫るもシュートは枠外へ。

終盤にかけてはインテルがコントロールした中、85分に勝負を決める。バレッラのサイドチェンジを受けたクアドラードの右クロスをテュラムが押し込んだ。

敵地でナポリに3発快勝としたインテルが首位をキープしている。