日本海テレビの元幹部社員が、売上金やチャリティー番組の寄付金などあわせて1100万円余りを着服していたことがわかりました。
この社員は11月27日付けで懲戒解雇されました。

会見:
「本当に申し訳ございません」

懲戒解雇処分になったのは、日本海テレビで経理などを担当していた元局長の男性(53)です。

元局長は、2014年6月ごろから2021年にかけて、ミスで重複申請された支払いや支払う必要のない役員の定期保険料のデータを改ざんするなどして853万円余り、また、チャリティー番組「24時間テレビ」に寄せられた寄付金の一部264万円余りのあわせて約1118万円を着服していました。

11月初め、税務調査で着服が発覚するのを恐れ、元局長が自ら会社に申告したということです。

着服した金は飲食やスロットに使ったとみられ、日本海テレビは27日付けで元局長を懲戒解雇処分にしました。

これまでに448万円あまりが返還されたということですが、日本海テレビは被害について警察に相談しています。

不祥事を受けて、日本海テレビは田口晃也会長が辞任。
西嶌一泰社長が12月から3か月間、すべての報酬を返上するとしています。