今さら人に聞けないような“音楽の基本”から、制作の裏側や専門テクニックなど“マニアックな知識”までを掘り下げていく『関ジャム 完全燃SHOW』。

2月18日(日)に放送された同番組に、Hi-STANDARD / Ken Yokoyamaとして活動する横山健、木村カエラ、9mm Parabellum Bulletの菅原卓郎が登場。3人が“自身に影響を受けたバンド”に関して、熱いトークを繰り広げた。

横山に影響を受け、「パンクロックを目指すキッカケになった」という木村。パンクスの横山とはイメージが重ならない木村だが、いったいどんな影響を受けたのか?

それは、浜崎あゆみや宇多田ヒカルが世間を賑わせていた時代。「高校生のときに『日本の中でも海外に通用するバンドがいる』と憧れとして聴いていました」と振り返る。

なかでも、横山の楽曲『I Go Alone』がお気に入りなようで、「真っ直ぐな歌詞がスゴく好き」と絶賛。「決意も感じるし、『自分が何かを決断しなきゃいけないときってこういう気持ちだよな』と背中を押してもらえます」と話す。

木村にとって横山は「いつまで経っても神様みたいな存在」とのことで、「健さんが今も演奏してライブをしていると『自分も頑張ろう』と思えます」とコメントした。

学生時代からパンクロックに憧れていた木村は、2004年に19歳でメジャーデビュー。そして、2009年にリリースした『Butterfly』が大ヒットし、その曲で『NHK紅白歌合戦』に初出場をはたした。

しかし、その裏で苦悩することもあったそうで、そのとき支えとなったのが横山の存在だったとか。当時について、木村はこのように語る。

「『Butterfly』が受け入れてもらえたとき、私はパンクが好きでやってきたのに、人が求めているのはこういうことじゃないのかなって、自分の中で揺れることがあった」(木村)

そんなときに横山のパフォーマンスを見て、「お客さんが騒いで、モッシュして、ダイブして。自分の大好きな世界が目の前に広がっていて、『私はこのままでいいんだ』って思った」と背中を押してもらえたそう。

さらに、Hi-STANDARDの音楽を聴いていると「自分を取り戻せる」と自身の“原点”になっているといい、「健さんが頑張ってくれている限り、背中を追いかけられる」とその存在の大きさを明かす。

これに対して横山は「うれしいですね」と喜びながらも、「それにしてもLINEの返信遅いよ!」と木村につっこみ、スタジオを沸かせた。