necojazz’s diary

ジャズを中心に雑食

鳥越啓介 コントラバス・ソロ

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 2019.8.27 森の響(おと)  夜の部 鳥越啓介 コントラバス

8月23日から始まったコントラバス ソロツアー、高知、岡山、京都、愛知、神奈川、全7公演、お疲れさまでした。

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愛知は2か所で、森の響は毎度の昼と夜なので計3公演。

すべて SOLD OUT で、しかも森の響はあっという間だった。

昨年末の DooLittle でのソロライブはコクボっちhttps://necojazz.hatenablog.com/entry/20190610/1560131805

から教えてもらった時には既に SOLD OUT で涙を飲んだが、全国区の人気の中でも愛知で支持されているのは、その分また来ていただける機会が増えるのでありがたい。 

youtu.be

弾いているのは『ジッピー・ファンク』。

ジッピーとはもちろん ZIP FM のリスナーのこと。

ジッピーという言葉の響きが良かったということだが、絶対に ZIP FM はジングルとかで使うべき。

イバニーズも鳥越さんを起用されるとはわかってらっしゃる。

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鳥越さん曰はく「機械は嘘をつかない」。

ルーパーはペダルが3つあるので3フレーズをループさせることができるが、少しの間違いも許されない。

テクニックがあってこそのテクノロジー

ディストーションを効かせてのロックギターさながらのプレーや『無伴奏チェロ組曲 第1番 プレリュード』ではロン・カーター張りのピチカートをループさせてのアルコの美しい調べ。

鳥越ワールドを体験したお客さんはループするしかない。

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ちょっと前に THE WIZ でサジっちこと佐治拓人さんのテクノロジーを駆使してのバイオリン初ソロパフォーマンスをお聴きしたときに「楽器の違いはあるけれど鳥越さんのソロライブは絶対に聴いておくべき」とお伝えした。

サジっち覚えているのかなぁ。

女性のバイオリニストなら連れて行って一緒にお聴きしただろうが、サジっちなんで、まあいいか。

でも、森の響ではその場で次回のコンサートの予約をすればその日のライブDVDを頂けるといううれしいサービスがあって、ちょうどお聴きしたいのもあったので、DVDを頂いたら貸すから、サジっちお楽しみに。

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アンコールでは生音でコントラバスの深い響きを堪能させていただいた。

チェロは人の声に近いと言われるが、コントラバスは自然にある響きに近いように思える。

例えば、森の中を風が抜ける「ゴゴゴ」という森の響き。

だから心地良い。