潜った研究者が「水中のジュラシック・パーク」と表現したコスタリカ、ココ島の海。政府が、生命豊かな世界遺産ココ島国立公園を中心に大規模な海洋保護区を設立することを表明した。保護下に置かれる同国の海は3％から30％に増える。
文＝SARAH GIBBENS／訳＝北村京子
ギャラリー：「水中のジュラシック・パーク」ココ島の海、コスタリカ 写真6点
コスタリカ、ココ島沖の洞窟の中を泳ぐネムリブカ。政府が発表した保護措置によってココ島周辺の漁業禁止範囲が拡大されれば、サメが安全に暮らせる海が増えることになる。（PHOTOGRAPH BY GREG LECOEUR, NAT GEO IMAGE COLLECTION）
ココ島沖の深い岩礁に生息するクルマダイの仲間。（PHOTOGRAPH BY ENRIC SALA, NATIONAL GEOGRAPHIC SOCIETY）
海底の岩をはうホウキボシ科のヒトデ。（PHOTOGRAPH BY NICK HAWKINS, NATUREPL.COM）
ココ島周辺の深い海を泳ぐギンガメアジの群れ。（PHOTOGRAPH BY GREG LECOEUR, NAT GEO IMAGE COLLECTION）
アカシュモクザメの群れ。ココ島を取り巻く海域は、ヒレを目当てに漁獲されるサメにとっての避難場所となっている。（PHOTOGRAPH BY ENRIC SALA, NAT GEO IMAGE COLLECTION）
海底の岩になりすまして獲物を待つカエルアンコウの仲間。皮膚の質感や色まで変えて周囲に溶け込む能力を持つ。（PHOTOGRAPH BY ENRIC SALA, NATIONAL GEOGRAPHIC SOCIETY）
