The Street Sliders 40周年記念盤特集|なぜスライダーズは別格なのか?考察コラム&トリビュート全曲解説で唯一無二の魅力に迫る (2/2)

The Street Sliders
「On The Street Again -Tribute & Origin-」
トリビュート盤 全曲解説

01.「Let's go down the street」 / The Birthday

The Birthday

The Birthday

トリビュート盤の冒頭を飾るのは、The Birthday。原曲は1985年7月にリリースされた4thアルバム「夢遊病」に収録されている。スライダーズは、この4thアルバムで初のロンドンレコーディングを行った。デビューからの3枚はほぼスタジオでの一発録りだったが、「夢遊病」では各パートごとに録音するダビング方式を採用。結果、アンサンブルが研ぎ澄まされ、全体にクールで乾いた音作りになっている。「Let's go down the street」はそんなアルバムの方向性を象徴する1曲。鋭いギターリフとタイトなリズムで疾走する、ファンク風味のロックンロールナンバーだ。一方、The Birthdayのバージョンは演奏の重心がぐっと低い。鉛のように比重の重いチバユウスケの声質がそうさせたのだろうか。キーを少し落としテンポ設定も微妙に遅くして、楽曲全体の骨格が太くなっている。タイム感も対照的だ。スネアが常に食い気味に叩かれるオリジナルに対して、クハラカズユキのドラムはタメ成分が強い。アタックの強い低音や、リバーブの利いた音作りとも相まって、ロックの奥にどこかレゲエが香る。「出かけようぜ」というサビのフレーズを、ぜひ聴き比べてみてほしい。同じストリートでも筆者はThe Birthdayの演奏に、雨に湿った夜のアスファルトを思い浮かべた。重たい足を引きずって歩くイメージが、たまらなく渋い。

02.「Boys Jump The Midnight」 / ザ・クロマニヨンズ

ザ・クロマニヨンズ

ザ・クロマニヨンズ

スライダーズ最大のヒット曲にして、無敵のアッパーチューン。フジテレビ「夜のヒットスタジオ」でも演奏され、彼らの存在を世間に知らしめた。原曲は1986年11月リリースの5thアルバム「天使たち」に収録されている。本作では初めての外部プロデューサーとして名匠・佐久間正英を起用。1つひとつの音に細かくエフェクトを施した華やかなサウンドと、HARRY本来のしゃがれ声が奇跡のバランスを保ち、スライダーズ史上、最もキャッチーな1枚となった。そのオープニングを飾ったのが「Boys Jump The Midnight」。佐久間の弾くパワフルなキーボードに導かれ、歌詞の世界観もいつになくポジティブで明るい。2分50秒過ぎの展開部、必殺のブレイク“ダッダーン!”はまさに彼らの真骨頂だ。そんな代表曲を何食わぬ顔でカバーし、完膚なきまでに自家薬籠中のものにしているのがザ・クロマニヨンズ。オープニングのドラムから一切のタメを排除し、止まれば死ぬと言わんばかりに突っ走っている。開始5秒でクロマニヨンズとわかる疾走感はさすがとしか言いようがない。2人とも超弩級のボーカリストだが、野太いHARRYに比べて甲本ヒロトの声は立ち上がりのスピードが尋常じゃなく、しかもメタリックな輝きがある。ラ行の巻き舌も、たまらなくチャーミング。簡潔極まりないサビのコーラスも、手癖上等の趣のあるマーシーのギターソロも、我が道を行く強さがあって爽快だ。演奏時間はオリジナルより30秒以上短縮。1mmの余韻も感じさせない、パンキッシュな切り上げ方も完璧だ。

03.「EASY ACTION」 / ALI

ALI

ALI

ミクスチャーな音楽性で知られる多国籍バンド、ALI。今回のトリビュート企画でオリジナルとの振り幅を最も感じさせるカバーが、彼らが演奏する「EASY ACTION」だろう。原曲は、1987年10月にリリースされた6thアルバム「BAD INFLUENCE」に収録。同年7月には先行でシングルカットされ、ロック好きの間で話題になった。当時、音楽業界はまさにバンドブームに突入した頃。ビートパンクが人気を集め、世の中には前向きなメッセージソングがあふれていたが、この曲はそんな風潮に対しはっきり違和感を突き付けたからだ。とはいえ、スライダーズはスライダーズ。大上段に振りかぶり主張するような野暮はしない。アコギが作り出すゆったりしたリズム。絶妙に音階をずらした、「イージー・アクション」というサビのフレージング。文字どおりEASY(肩肘はらない)なコード進行やボーカルそのものが、「構わずやらせてもらうぜ」というアティチュード表明になっていた。このルーズでリラックスした楽曲を、ALIのメンバーはスカビートに再構築。高らかなホーンセクションとピアノをフィーチャーし、歌詞も英語で大幅に書き換えて、まったく違う世界観を提示している。同じ「我が道をいく」でも、ちょっと斜に構えてブルージーな音を鳴らしたスライダーズに対して、こちらは人目を気にせず爆音で踊り明かすフィーリングだろうか。それぞれのバンドの個性が際立って面白い。

04.「愛の痛手が一晩中」 / YONCE(Suchmos)

YONCE(Suchmos)

YONCE(Suchmos)

Suchmosのフロントマン、YONCEが取り上げた「愛の痛手が一晩中」。意外な選曲といい、手法のマニアックさといい、既成のイメージをぶっ壊しにかかる不敵さがいかにもこの人らしい。今回最も内省的なレベルまで踏み込んだトリビュートが、このテイクではないだろうか。原曲は、1996年11月にリリースされた10thアルバム「NO BIG DEAL」収録。スライダーズにとって現時点では最後のスタジオ録音盤だ。この曲は、達観した明るさを感じさせるカントリーブルースで、ヘビーな歌詞に反して軽やかなアコギのリズムと、淡々とした歌い方が心に染みる。リリース当時、「八方塞がり 袋小路」という人生ドン詰まりのBメロを、こんなにも軽やかなハーモニーで歌うHARRYと蘭丸に驚いた。一方、YONCEが描き出す世界像はまるで違う。くぐもった鍵盤の音色。残響の強いギター。何もかもがブルージーで湿り気が強い。薄暗い地下のクラブへ、細い階段を降りていくような感覚がある。驚くべきは彼が旋律そのものを換骨奪胎していることだろう。多重録音やエフェクトを駆使しつつ、オリジナルのカラッとしたメロディをメジャーともマイナーともつかない不安定なものに歌い替えている。中盤の展開部でいきなりドリーミーな音色が挟み込まれたり、The Beatles風のハーモニーとブルースセッションが延々と入り混じったり、いちいちクレイジーでカッコいい。演奏時間はオリジナルの約2倍。スライダーズの作ったキャンバス自体を拡張し、完全に自分の色に塗り替えている。

05.「TOKYO JUNK」 / GEZAN

GEZAN

GEZAN

1984年リリースの3rdアルバム「JAG OUT」の冒頭を飾るナンバー。延々と繰り返されるギターリフを、無駄を削ぎ落としたリズムセクションが支える、タイトなファンクロックだ。同じフレーズを刻み続けるサイドギターに蛇のように絡みつく蘭丸のプレイも絶好調。低域からハイトーンまで満遍なく野太いHARRYのダミ声にも、若い力がみなぎっている。この時期のボーカルの排気量はちょっと尋常じゃない。この曲には、いわゆるサビがない。彼らが敬愛するストーンズでいうと、70年代後半の名曲「Hot Stuff」をさらにふてぶてしくしたイメージだろうか。80年代の邦楽ロックで、メロディ主体ではなくグルーヴのみを突き詰めたこのような楽曲は本当に画期的だった。このループ構造を2009年結成のGEZANは、いわばエレクトロロックのダンスビートに置き換えている。思いきり歪んだボーカル。打ち込み色の強いリズム。密室感の強い音場設計などは、明らかにハウス / テクノミュージック以降の感性だ。原曲でHARRYは「TOKYO」を80年代風に「トキオ」と歌っていたが、GEZANのマヒトゥ・ザ・ピーポーはきっちり「トオキョオ」と発語しているのも興味深い。スライダーズの演奏には、バブル直前の狂騒をクールに突き放す印象があったが、こちらは荒廃した2023年のディストピアの風景を感じた。「はいつくばって」というフレーズの歌い方1つとっても、GEZANバージョンにはどこか、地を這う蟲のような不屈の禍々しさがある。

06.「風が強い日」 / 仲井戸麗市

仲井戸麗市

仲井戸麗市

原曲は、6thアルバム「BAD INFLUENCE」収録。長くスライダーズを聴き続けてきた人にとって、このアルバムのラストに置かれた「風が強い日」は特別な1曲だ。ゆったりとしたスライドギター。穏やかなメロディと、余白の多いサウンド。淡々とした情景描写と、その向こう側にいる男の静かな視線──。グルーヴに魂を売り払い、刹那的なリリックを書いてきたロックンロールジャンキーの姿はもはやない。この曲では、彼がもともと持っていたナイーヴな部分が露悪のフィルターを通すことなく、湿り気のない詩情に結実している。バリで撮影された、乾いた田舎道をゆっくりカメラが移動するだけのミュージックビデオも新鮮だった。村越“HARRY”弘明は間違いなく、ソングライターとして一段上のステージに進んだ。この曲を聴いて、そう確信した人は多かったはずだ(筆者もまさにそうだった)。だからこそ、仲井戸“CHABO”麗市の滋味深いカバーは、まるで贈り物のようにうれしい。冒頭、アコースティックギターがじゃらんと鳴った瞬間から、包み込まれるような安心感がある。ボーカルに漂う年輪と深みは、この人にしか出せないもの。曲調といい歌詞の世界観といい、これ以上ぴったりの選曲はないだろう。オリジナル版では残響の深いドラムスと控えめなホーンセクションが音作りの要だったが、チャボはドラムスをばっさり省いて、シンプルなパーカッション(ボンゴだろうか?)で歌とギターの生っぽさを際立たせている。後半、アコギとマンドリンの掛け合いにエレピが絡むところも、実に味わい深い。

07.「マスターベイション」 / 中島美嘉

中島美嘉

中島美嘉

初期スライダーズが好んで演奏した露悪的ロックンロールの中でも、「パパとママの顔をしかめさせる」という意味ではこれが随一だろう。権威をあざ笑い、上っ面の上品さに唾を吐きかけるナンバーと、J-POPを代表する歌姫・中島美嘉の取り合わせがまず面白い。原曲は、1983年3月にリリースされたデビューアルバム「SLIDER JOINT」収録。全編、HARRYのルーズなサイドギターに、蘭丸のリードギターがうねるように絡みつく。もろ1970年代初頭のストーンズを思わせる演奏スタイルは、この時点ですでに盤石の完成度だ。歌い方もことさらチンピラっぽく誇張されている。例えば「できるもんなら Do it!」の語尾などもそう。どこか「ウエッ!」という吐瀉音にも似ていて、当時の彼らがまとっていた空気が凝縮されている。この曲を中島美嘉は、猛々しいヘヴィロックに乗せて歌ってみせた。歪んだ音塊のようなギターといい、激しくブーストされた低域といい、曲へのアプローチがオリジナルとは対照的。導入部のメロディをマイナーコード寄りに変えたことでよりダークな印象も強まっている。ただ、限りなくゴスな音作りの向こうから、歌い手の凜とした佇まいが浮かんでくるのも彼女らしい。オリジナルでは「かてぇガード」と不良っぽく歌われている箇所はきちんと「かたいガード」と発音するなど、言葉の選び方も端正だ。チャレンジングな心意気を感じる1曲。

08.「Special Women」 / 渡辺美里

渡辺美里

渡辺美里

原曲は5thアルバム「天使たち」収録。ご機嫌なホンキートンク調のメロディに乗せて、あらゆるモラルを無効化する「あの娘」の魅力を歌う。スライダーズ流の女性讃歌だ。踏み込みの強いドラムスの上で、蘭丸のリードギターが歌いまくる。イントロのベースラインも一度聴いたら忘れられない。ルーズな歌メロの印象が強いが、グルーヴはタイト。難易度が高いこのバランスも、4人にはお手の物だ。ヌケがよく輪郭がバキッとした音作りで、ホーンのサウンドもきらきらと眩しい。数あるスライダーズの楽曲でも最もハッピー&レイジーなムードがあふれるナンバーだろう。この曲を取り上げているのは、EPIC/SONYのレーベルメイトでもあった渡辺美里。テンポを微妙に上げつつ、持ち前のよく通る声で真っ向から歌いきっている。芯が強く中域の豊かなボーカルはどこかボニー・レイットを彷彿とさせ、揺るぎない貫禄が頼もしい。鍵盤奏者のセンスに、個人的には強く惹かれた。分厚く華やかなサウンドの中で、終始軽やかなブギウギピアノを奏でて、原曲のエッセンスを巧みに再現している。底抜けに楽しいこのトリビュート、エンディングではさらに一段テンポアップして、ブルース・ブラザーズ風の大団円で幕を閉じる。

09.「ありったけのコイン」 / 斉藤和義

斉藤和義

斉藤和義

HARRYの優しさと詩情がストレートに表れた、後期の名バラード。1988年9月に14枚目のシングルとしてリリースされ、翌年1月発売の7thアルバム「SCREW DRIVER」に収録された。簡潔で、思わず口ずさみたくなるメロディがとてもいい。歌われるのはありふれた男と女の風景だが、「ありったけのコイン」という言葉の選び方1つに、さえない男の照れ隠しと「オマエ」への深い愛情がにじむ。HARRYのボーカルも自然体。同じバラードでも、初期のような濁りの成分が少なく、歌詞がすっと耳に入ってくる。キレのいい4人の演奏に、大谷幸のピアノがエレガントなアクセントを加えているのも印象深い。弾き語りの名手でもある斉藤和義は、このシンプルな曲からさらに骨格だけを取り出し、アコギとスライドギターのみで聴かせている。枯れた味わいの原曲に対して、こちらはテンポをかなりゆったりめに取り、醸し出す空気もどこか甘酸っぱい。「Ah baby, baby」というサビのフレーズから感じる、なんとも言えない切なさ。青春の残り香みたいなものは、この人ならではの魅力だろう。歌メロも、ギターも、まるで10年間歌い続けたレパートリーのように、体にしっくりと馴染んで見える。

10.「かえりみちのBlue」 / T字路s

T字路s

T字路s

原曲は7thアルバム「SCREW DRIVER」収録。レイドバックした空気が心地よい、カントリーブルース調のナンバーだ。オーガニックでゆったりしたグルーヴと、ドローンのように鳴り続けるスライドギター。どこかシタールを思わせるアコギのフレーズも印象的だ。作詞・作曲はともに蘭丸が手がけた。たゆたうようなメロディを終始HARRYと蘭丸が2人でハモっている。にじんだ二重線のようなコーラスワークもまた、スライダーズの魅力の1つと言っていい。この佳曲を取り上げたのは、T字路s。伊東妙子(G, Vo)と篠田智仁(B)のアコースティックデュオだ。まったりしたリズムにやるせなさが漂うオリジナルに対して、こちらはアコギを力強く刻み、出だしから魂全開で歌う。喉を震わせ、腹の底の底から声を振り絞る、伊東独特のブルース唱法。「恋に破れたあの娘を抱いて」というフレーズの迫真力、「かえりみちのBlue」というサビの響かせ方など、どこを切っても底鳴りがすごい。彼らはベッシー・スミスなど戦前の黒人ブルース歌手を敬愛し、影響を受けてきた。人生の悲喜こもごもを凝縮した歌と演奏は、今回のカバーにもしっかり表現されている。

11.「道化者のゆううつ」 / SUPER BEAVER

SUPER BEAVER

SUPER BEAVER

原曲は1983年12月リリースの2ndアルバム「がんじがらめ」収録。ファンの間でも根強い人気を持つ、ミディアムテンポのバラードだ。歌詞から浮かんでくるのは、夢に行き詰まり、都会の生活に疲れた男と女。クールを装いつつ、自然に相手への優しさがにじむメロディラインがいい。聴きどころの1つは、エレクトリックギターのタッチだろう。HARRYも蘭丸もまるで弦を愛撫するように、柔らかい音を奏でている。そういう繊細なサウンドと、一見突き放したリリックとの落差が、まさに道化師のメーキャップのように曲の奥行きを作っている。高域ギリギリで揺れるような、HARRYのファルセットハミングも忘れられない。今をときめくSUPER BEAVERは、このナイーヴなバラードを壮大にスケールアップしてみせた。全体的にテンポアップを図り、サビやハミングのパートをコーラスで補強。アンサンブルを華やかに仕上げることで、渋谷龍太の伸びやかな歌声を際立たせている。メリハリの利いた構成とモダンな疾走感が新鮮だ。

12.「のら犬にさえなれない」 / エレファントカシマシ

エレファントカシマシ

エレファントカシマシ

今回のトリビュート企画の中でも、とりわけオリジナルに忠実なテイクだ。細かい歌い回しから、バンドのアンサンブル、ギターのフレージングまで基本は変更なし。テンポ設定も完璧に同じで、演奏時間も数秒しか違わない。だが、忠実に演れば演るほど、これぞエレファントカシマシという色気と男気が匂う。そんな出色のトリビュートだと思う。原曲は、1stアルバム「SLIDER JOINT」収録。シングル盤も同時発売されている。2000年10月、武道館での解散ライブのラストを飾ったのもこのバラードだった。デビュー前からライブで最も多く歌われた、文字通りの代表曲と言っていい。そんな特別なナンバーに、宮本浩次は最大限の敬意を払ったのだろう。ボーカルではHARRYの歌メロだけでなくJAMESのコーラスパートも独自に再現し、多重録音している。デビュー直後の1988年4月、エレカシは東京・汐留PITで開かれたイベントでスライダーズ、RCサクセションと競演した。新人としては破格の扱いだ。その際に宮本が見せた(ありえないほど)挑発的な態度は今も語り草になっているが、初期エレカシの演奏するロックンロールには、間違いなくスライダーズに通じる荒々しいグルーヴがある。実際「ARABAKI ROCK FEST.18」ではエレカシがステージにHARRYを迎え、「のら犬にさえなれない」を一緒に演奏したこともあった。純情でストレートなこのカバーにたどり着くまでの時間を思うと、胸が熱くなる。後半、天衣無縫なスキャットとガナリに入ると、これはもう宮本の独壇場。石森敏行の控えめだが個性的なギターソロにも、エレカシここにありの心意気を感じる。

The Street Sliders ライブ情報

The Street Sliders 40th ANNIVERSARY SPECIAL PREVIEW GIG

2023年4月28日(金)東京都 豊洲PIT
※「On The Street Again -Tribute & Origin-」購入者のみ対象


The Street Sliders Hello!!

2023年5月3日(水・祝)東京都 日本武道館

プロフィール

The Street Sliders(ザストリートスライダーズ)

1980年結成。メンバーは村越弘明(HARRY / Vo, G)、土屋公平(蘭丸 / G, Vo)、市川洋二(JAMES / Ba, Vo)、鈴木将雄(ZUZU / Dr)。1983年3月5日、アルバム「Slider Joint」、シングル「Blow The Night!」でEPIC/SONYよりデビューを果たす。結成当時から圧倒的なライブパフォーマンスで動員を増やし、1987年には初の東京・日本武道館公演を行う。2000年10月、689本目のステージで解散。23枚のシングルと10枚のオリジナルアルバムを残す。その作品は今もロックシーンに大きな影響を与え続けている。デビュー40周年を迎える2023年3月に2枚組アルバム「On The Street Again -Tribute & Origin-」をリリース。5月3日には東京・日本武道館で「The Street Sliders Hello!!」ライブを開催。4月28日には東京・豊洲PITにて、武道館公演の前夜祭として、「On The Street Again -Tribute & Origin-」の購入者のみを対象としたライブイベント「SPECIAL PREVIEW GIG」を行う。

※記事初出時、一部楽曲タイトルおよび記事内容に誤りがありました。お詫びして訂正します。

2023年3月27日更新