キッチンカーについて調べてみた その2

実際に、県内でキッチンカーをしている方達にお話を伺ってきました

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パラダイス

北谷町桑江周辺に出店しているブラジル料理のキッチンカーです。

本格的なブラジルの味を手軽にたのしめるキッチンカー。

ブラジリアンバーガー、ブラジリアンハムを使ったサンドイッチ、ブラジル風のチキンコロッケの他、ブラジル名物のパステル(パイ生地でハム、チーズ、卵、トマト、タマネギの具を包んだもの)が売られています。価格は、250円〜700円。

小さなキッチンカーですがメニューは豊富!

店主のクリスチーナさんはブラジル出身。沖縄県内在住のブラジルの方も頻繁にくるそうでブラジル人がつくる本場の懐かしい味を楽しんでいるとのことです。

目標は沖縄の人達にブラジル料理を知ってもらうこと。それぞれの料理にあったこだわりのパンを使用しているそうで、気軽にブラジルの味を楽しめるキッチンカーです。

    

La Cafe&Bar TURNER

主に浦添市港川、浦添ドライブスクール近くで週に4〜5日営業しているカフェのキッチンカーです。

キッチンカーの色やロゴがおしゃれ!

コーヒー、ココア、ティー、Tシャツなどを販売しています。キッチンカーの外観は色もデザインもおしゃれな雰囲気!ロゴも可愛い!コーヒーは少し酸味がありスッキリしていて美味しい!価格は350円から500円です。

ペーパーカップもおしゃれ!

もともと固定店舗を開こうとされていたそうですが、新型コロナ禍の影響もあり、まずはキッチンカーでお店を定着させたいとのことでした。

     

Gussy crepe (クレープ)

那覇から名護まで広い範囲でクレープを販売しているキッチンカー。クレープの種類が豊富な人気店です。価格は350円から550円程。

人気のブリュレとチョコイチゴ。

県外出身の方がオーナーで、好きな沖縄で始めたとのことです。季節限定のメニューなど、飽きさせない工夫をしながら、SNSを使い宣伝、手頃な価格でバラエティに富んだクレープをテイクアウトできるところが魅力です。イベントなどにも力をいれているそうです。

      

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各店から聞いたキッチンカーのメリットをまとめました。

  1. 営業場所を自分で選べる。
  2. 少ない初期投資で始めることができる。
  3. 移動を頻繁にするため、飽きられない。
  4. 色んな人達と交流できる。

 一方、次のようなデメリットもありました。

  1. 天候に左右されやすい。
  2. 場所取り争いが激しい。
  3. 道具を運ぶのが大変で、材料のストックが少ないため、売り切れになりやすい。

新型コロナの影響などもあり、全国的にテイクアウトの需要が増えてきているなか、キッチンカーは若い世代が、少額の資金で起業ができるという魅力があります。新しい地域での出店など、まずは移動販売でマーケットの特性を探ってから、固定店舗に移行できるキッチンカー。

沖縄でも、新しいビジネスの形態として注目していきたいです。

   

文責,写真 嘉数

編集 O

【中部編】パーラー健在。しまや。

沖縄のパーラーは絶滅危惧種?という噂がありましたが、じっくり見てみると、まだまだあちこちで、元気です。

今回は、沖縄県総合運動公園近くの「パーラーしまや」を紹介します。

平成21年8月1日にオープンしたパーラーしまやは、店主の島袋ひとみさんの旦那さんが建築関係の仕事をしていて、お店の建物、テーブルや机、カウンターまで全て旦那さんの手作りだそうです。

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中は結構本格的で、居心地のよい雰囲気。

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メニューのかき氷は150円でこの大きさ。

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50円プラスすると練乳をトッピングしてもらえます。

なかでもぜんざいは種類が多く、豆にこだわっいて、詳しくは企業秘密!とか。

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その他にも、パーラーらしいタコライスや、揚げパン、ウインナーホットドッグなども置いています。

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唐揚げ(一番上は食べてしまいました。すいません)。

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タコライスは、4種類の調味料を使っていてミートにもこだわっているそうです。

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そして、キーパーに入ってる麦茶もうまい。

沸騰させる時間と氷の量にこだわりがあるそうです。

何杯でもいけます。

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島袋さんは以前、浦添の弁当屋さんで働いておられました。

他の仕事を探したそうですが、ある年齢以上になるとなかなかみつからず、接客業が好きなので自分でパーラーをやってみようと思った・・のがお店を始めるきっかけだったそうです。

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お店の名前は、最初、福が来るように「ふくや」にしようと考えていたそうですが、娘さんが島袋の島を取って「しまや」はどうかという提案してくれたとか。

お客さんは、北中城高校の学生や、県総合運動公園からのお客さん、近所の家族連れの方が多いそうです。

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島袋さんは、とても気さくな方で、おしゃべりをしていると楽しくてつい長居してしまいます。お客さんのことを覚えていてくれるので、また行きたくなります。

まさに、地元のコミュニティビジネスです。

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場所   沖縄市 比屋根 3-9-11

営業時間   14時~18時半

 

文、写真:田里

【中部編】小さな地元ビジネス。駄菓子屋、より道。

 

今日は、沖縄市泡瀬にある駄菓子屋「より道」を紹介したいと思います。

世の中にはコンビニがたくさんありますが、地元の小さなビジネスもがんばっています。

コンビニよりも安い!

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おにぎりは茶碗にビニール袋をかけたものに、自分でご飯を入れて作る!

なんと50円!ふりかけ自由!

てんぷらは50円とか60円。

(沖縄ではフリッターのような衣の厚い天ぷらをおやつがわりによく食べます)

アイスは40円〜!

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飲み物は70円〜!

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お店の名前の由来は、学生が学校帰りにより道して行ける場所を作りたいとうことからとのことでした。

初めは、立ち飲み屋を開こうとしていたそうですが、近くに学校があるため、子供達と交流ができる駄菓子屋を始めたそうです。

お店は、今年5月にオープンしたばかり。

地元の学生に大人気ですが、お菓子で1番人気はじゃがりことのことです。

値段は驚きの70円!!

店内にある商品は、10円~100円と、子供でも買える範囲での値段設定。

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自宅の増築スペースに設けられた小さな店舗ですが、いつも学生でにぎわっています。

私が知る限り、沖縄県で1番安い駄菓子屋さんじゃないかと思います。

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オーナーの知念さんのキャラもナイス。

私も楽しく取材させていただきました。

ちなみに、知念さんが1番好きなお菓子は、メントス。

このお店を初めて、学生を相手に会話を出来ることが1番の心の安らぎであり、今の楽しみとのことです。

お店は、基本的に8時から19時半までで、第3土曜日は16時まで。

基本的に定休日はありません。

みなさんも1度足を運んでみてください。

コンビニとはひと味もふた味も違います。

 

より道

沖縄市泡瀬10-5-7

 

文、写真:知念

【中部編】パーラーうさぎで、うさぎ焼き。

私は色々な沖縄のパーラーによく足を運びます。

今回は沖縄市高原にあるパーラーうさぎというお店を紹介したいと思います。

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パーラーうさぎは平成18年にOPENして今年で創業10年目だそうです。

沖縄のパーラーは安くてボリューミーな弁当などを置いているイメージですが、パーラーうさぎは他のパーラーや飲食店には無いオリジナル商品「うさぎ焼き」があります。

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「うさぎ焼き」とはたこ焼きの生地を大判焼きの鉄板に入れて、焼きそばと目玉焼き、広島たこ焼きソースとマヨネーズ、天かすと紅ショウガをサンドしたものです。

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こだわりは生地に使用するだし汁と近所のたまご屋から仕入れる産地直送卵で作る目玉焼きだそうです。

他のオススメメニューは地鶏おにぎりとから揚げチキン。

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この二つのメニューに使われている鶏肉は鹿児島県からの知覧鶏です。

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うさぎ焼き以外のメニューにも店主のこだわりが見えます。

また、沖縄らしいタコライスやかき氷のメニューもあります。

店主の山本さんは元公務員。

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愛媛県から第二の人生を歩むため、この沖縄でパーラーうさぎを開業したと言われていました。

皆さんも疑問に思ったと思いますが、パーラーうさぎのうさぎ焼きは、うさぎが焼かれているのか?などと想像した方も少なからずいるのではないでしょうか?(笑)

実はこのお店の名前の由来は店主の山本さんが兎年だからだそうです。

他のパーラーや飲食店などにはないオリジナル商品を作った理由は、

「うさぎ焼きは子供たちによろこんでもらえるように」

「から揚げや地鶏おにぎりはお酒のおつまみになれば」

子供からお年寄りまで幅広い層のお客さんに愛される店を作りたいというのが店主山本さんの願いです。

うさぎ焼きの値段は160円、地鶏おにぎり100円、から揚げチキンが4個入りで160円ととてもリーズナブルな値段となっています。

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全国区のコンビニとはひと味違うパーラー体験。

沖縄市ではぜひ「パーラーうさぎ」まで足を運んでみてください。

 

パーラーうさぎ
沖縄県 沖縄市高原5-18-15
TEL 934-1847

文、写真:田里

【中部編】コザでまぜ麺。麺やKEIJIRO。

胡屋十字路と言えば、「コザミュージックタウン」。

各種音楽ライブなどが行われる多目的ホール(最大収容人数1100人)や音楽スタジオがあるほか、ストリートライブに最適な音楽広場もあります。

さて、今回はそのミュージックタウン斜め向かいにある「麺や KEIJIRO」を紹介します。

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「まぜ麺」の店です。

東京発祥と看板がかかげられていますが、その理由は「まぜ麺」の原点である油そば(汁のない中華麺で調味料を絡めて食べる)が東京で生まれ、沖縄にたどり着くころには「まぜ麺」という名前になったからだそうです。

現在では、まぜ麺をうたうお店が増えましたが、沖縄で「まぜ麺」の名前を使ったのは、「KEIJIRO」が初めてだそうです。

オーナーさんは、沖縄市美里出身。

コザで音楽活動をしておられるそうで、コザを活性化させたい!と思いから、ここに店舗を構えたとか。

店内に入るとまず、券売機で食券を買います。

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上半分が麺類で、下半分がトッピングです。

学生は学割があり、130円もお得に食べられます!

席には、まぜ麺の美味しい食べ方の説明があります。

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まぜ麺の味は、カウンターに常備された5種類の調味料で決まります。

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辛味噌とおろしニンニクもあるので、お好みの味わいに調節すれば、楽しみ方限界ナシ!

麺が来るまでの間はスープ。

いい出汁が出ていて、とてもうまいです。

これが、まぜ麺630円(学割500円)。

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こちらが温卵まぜ麺730円(学割600円)。

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まず具・麺とタレを十分かき混ぜて、いただきます。

タレはやや甘めで、これに生卵が加わって、まろやかな味わいで、美味しいです。

麺は、もちっとして、のど越しもいいです。

完食すると「また来いよ」の文字が!

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ぜひ足を運んで完食してみてください!

 

なお、大阪に「マゼ麺ドコロ ケイジロウ」、中の町に姉妹店の「松風」があります。

南部や海外にお店を広げていく計画もあるそうですよ!

 

麺や KEIJIRO

営業時間: 11:00~翌2:00

場所 :沖縄県沖縄市胡屋1-1-5

 

文、写真:知念

【中部編】飲んだらステーキ。レストラン国。

今年度は足を延ばして【中部編】をまとめて。

エディター:O

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「飲んだらステーキ」
というのは、沖縄市から始まったそうです。

お酒を飲んだ帰りにステーキを食べるという、沖縄ならではの文化?です。
アメリカ時代、沖縄ではステーキが広く普及しました。
今回は、そんなステーキやタコスが楽しめ、地元の人で賑わう沖縄市泡瀬の「レストラン国」を紹介します。

オーナーは以前「海洋博国際レストラン」というレストランを営業されていました。
その名前から一文字取って「国」に。
国という言葉には、大きくて包容力のあるイメージがあるとの思いから、名付けたとか。

営業時間はなんと、24時間営業!
客層は、若い方が多いとのことですが、夕方は家族連れが中心。

夜中になると、やっぱり飲み帰りにステーキという人たちで賑わうそうです。

ステーキやタコスの他、ロブスターもあり、気軽に家族で行ける、昔ながらの雰囲気です。

メインのメニューはやっぱりステーキ。
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オーストラリア産の柔らかくてジューシーなお肉を、アツアツの鉄板皿で。
自家製ソースと生ニンニクで病みつきになる味です。
リピーターも多いとか。
女性向けには150gサイズもあります。

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サイドメニューで大人気なのがタコス。
手作りのタコスの皮は「揚げたて・サクサク・ビッグサイズ」。
水曜日のステーキデーには、タコスも安くなるとか。
ほかにもエビフライ、ハンバーグなど美味しくて、大満足な軽食メニューがあります。

裏人気メニューはロブスター。
特製ホワイトソースにチーズをかけて、オーブンで焼いた旨みたっぷりのロブスターを、お手頃価格で味わうことが出来ます。

オーナーさん おススメ
1位 スペシャルステーキ250g。
2位  ロブスぺシャル肉200gとロブスターで海と大陸のコラボレーション。

「飲んだらステーキ」な沖縄ですが、健康のことも考えて、しっかり運動しましょう!

 

沖縄県沖縄市泡瀬4-1-7
098-939-9351
1F40席2F40~60宴会場
年中無休& 24時間営業
駐車場あり(13台)

文、写真:ムーちゃん