ポマードの日常

2021年12月01日
ポマードの歴史を貴方へ♪

こんにちは宮光です!

本日はポマードの歴史を貴方へ♪

ポマードが流通しはじめた昭和初期、ヘアドライヤーが家庭にあるのはまれであり、また、現在のような髪をしなやかに処置するシャンプーは一般的ではなかった時代です。

櫛を通しただけでは乾いた髪がぼさぼさになりがちで、男性の整髪は困難を極めた時代です。

そこで、濡らして癖を取った髪に、ポマードを付けて櫛で撫でつけるスタイルが一般化しました。

合成ポリマーを主成分とした、さらっとして洗い落ちのよいヘアリキッドが発売され始めた1960年代から、ドライヤーが普及しました。

そして、ふんわりとセットした髪が主流になったのも手伝って、べたつくポマードは嫌われて販売数は低下していますが、好きな方には根強い支持を受けています。

ポマードの語源は、ラテン語でリンゴあるいは果実を意味するpomum(ポムム)から来ているそうで、これはかつてりんごを原料とした物を髪に塗っていた事に由来するそうです。

現在のようなポマードが開発される以前も髪に油は塗られていたそうで、19世紀までは髪をきっちり固めるのには、熊や鯨といった動物性の脂肪が用いられていたそうです。

20世紀初頭に入って、石油を加工する技術や、植物油を安定化させる方法が開発されると、ワセリンやミツロウを使ったポマードが流通し始めた見たいですね!