26歳で「詩作とは自己表現でなく、自己再構成である」と宣言、愚痴泣き言の台所詩人とは一線を画し、独自の形而上学的思考とユーモアに満ちた詩を発表してきた詩人、多田智満子。日本最大のヘレニスト詩人でありながら、仏典、漢籍も読破、古今東西の神話をすっきりさっぱりの名文で語ったエッセイスト、多田智満子。ユルスナール、サン=ジョン・ペルス、アルトー、マルセル・シュウォッブなどを格調高く、滋味豊かな日本語に訳した翻訳家、多田智満子。澁澤龍彦、矢川澄子の大親友、LSD実験の幻覚をもとに名作「薔薇宇宙」を執筆、伝説に彩られた生涯でありながら、そんなことは忘れた顔をしてフワフワスタスタ廊下を歩いてい加藤(多田)智満子教授。そして、死に際しても波風一つない声で「もうすぐ私、死ぬの。ふふふ」と微笑みさえ浮かべ、2003年1月に逝った多田智満子先生・・・。
そんな多田智満子氏を愛好する方、尊敬する方、御興味ある方、ちょっと気になる方、果ては廊下で「チマちゃん」に怒鳴られていた人までσ(゚∀゚;)ワタシデス! みなさんで多田智満子氏の作品を語り合い、顕彰しようというコミュです。
どうか、ふるって御参加下さい。