次男がなくなる直前まで、仕事でとある物件の立ち上げ調達をやっていました。
ブツはセキュリティ関係の封印部品。
改ざんされると痕跡が出るようになる部品です。
(詳しくは書けませんが、簡単な機構です)
営業が客先の日程をちゃんと把握しておらず、それこそ「押した日程は徹夜してでも物を作らせろ」みたいな話に煮詰まってから、製造サイドにまわってきた話で、さんざん大喧嘩したのですが、コレで「営業悪いんでどーもなりませんな」 としてしまえば、会社VS会社の損害賠償問題になってしまうので、泣く泣く引き受け、それこそ家庭を顧みず、夜討ち朝駆けで部材を調達し、組み立てさせて納品しました。
で、正月にもリピート受注を営業が漏らしており、正月休みに外注を動かしたり、49日法要もそこそこに上京・出社して納品をして完納。
そろそろ客先で最終製品になって4月の新発売に備えて、最終製品が行政の検査に回り始めた今日、「
最終検査で箱を開けたらウチの封印部品が[改竄あり痕跡]になっている」との連絡が。
実は製造中にも「時間が経過したら誤検出しちゃう不良」が発生していて、客先とも協議をしていたのですが、結局、悪い予想がバッチリ的中ということで。
客先は新機種は検出機能を無視。次機種からは非搭載と言う判断をしたそうで、
要は、うちの会社の物作りレベルはセキュリティ部品には設計レベルからしてNGと言われたわけで、私が、
文字通り家族を犠牲にしてまで納品したものは「ただの産廃」であったと。
営業・設計からはスマンの一言もありません。
この物件に関しては、客先と意思疎通のとれない営業、欠陥設計の設計は責められるべきで、ターゲットプライスと滅茶苦茶な納期を守った製造・調達部隊は落ち度が少ないと思います。結局不良なんだから製造悪いんじゃないの?って言われたらソレまでですが。
営業はこちらには何も言わず、社長にだけ今期見込んでいた幾らかの売り上げが無くなりました。とだけ報告が行ったようです。
今更 謝ってもらってもどうにもならないし、 謝ってほしい訳でもないのですがね。
やつら
外道 です
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Posted at
2012/03/07 22:17:21