気晴らしせばねー、で島根県へ（その３）

一昨日上げた「その２」の続きです。

島根県の中部を走る国道261号の旧道沿いで、ひっそりながら雄大で、えもいわれぬ自然の造形美を見せてくれる「断魚渓」を見学後、至近の邑智郡川本町の街のほうに走りだし、そこらでなんやらかんやら観察してこようか、というところからの続きとなります。

まずは、多少歩いて疲れてしまった体をゆっくりほぐしてリフレッシュするために、手近な温泉場を目指すことにします。幸い、道中の何か所かで「ゆだに（湯谷）温泉」の看板を見かけていたので、とりあえずそちらに向かうことに。





ゆだに温泉は川本町の大家という地域にあるようなんですが…道路つながってるかな？なんて軽く心配しながらも、まぁなんとかなるっしょ的な勢いだけで、とりあえずどんどんと目的地に向かって駆けていきます。途中はさすがに快走路とは言い難い隘路がたくさんありましたが…。





たどり着いた先に待っていたのは、意外にも現代的で立派な建物でした。それもそのはず、実はこちら「みせん荘」は今年の5月末にリニューアルオープンしたばかりという状況のようです。こりゃラッキー。改装休業中でなくて助かったぁ。（笑





こちらのお湯は、源泉の温度が低いため加温されていて、かつ循環式なんですが、温泉自体の歴史は古く1200年とも言われているようです。館内には、かつての領主・小笠原家が当時の将軍・足利家から賜ったという「獏頭の玉枕」のレプリカが飾られていました。（本物の玉枕は、お隣の長江寺さんに納められているようです。）







んで、こちらの受付にいらした男性（ものすごーく親切な方でした！）から川本町の見どころをいろいろと伺ったので、お湯を堪能したのちにぷらぷらっと出かけてみることに。



まずは、お隣の宝重山長江寺さんから。こちらは小笠原家の菩提寺なんだそうです。開基からは500年以上を数える古刹です。立派な楼門も本堂も、歴史を感じる作りで綺麗に整えられています。








あいにく住職さんとはお会いできなかったので、さらっと見学したら川本の街中に向かいます。実は、先に立ち寄った温泉「みせん荘」の受付の方からとっておきの面白い情報を仕入れていたので、ウキウキ気分で颯爽と向かった次第♪




たどり着いた先は、市街地の高台にある「悠邑ふるさと会館」です。いわゆる複合文化施設ですね。室内プールやレストラン、宿泊施設も備えた豪華な施設です。ほれ、このとおり。




でも、ここでのお楽しみはこちらです。…なんと、かの有名な「アポロ計画」で実際に使用された機体「スカイラブ」の3号機の機体が、これまたびっくりすることに、駐車場の脇のスペースに露天展示されているんですよ。いやーすごくないですか、これ。






※Wikipediaでは「偽物」とはっきり書かれているんですけど、実際どうなんでしょうね？？？

でも、それ以上に実物を見て驚いてしまったのが、3-4年以上の露天展示にもかかわらず、機体本体には錆や腐食や劣化が存外に見られないというところ。…うーむ。さすがに宇宙まで行って帰ってきただけの頑丈な材質です。さすがに重量物なので盗まれることはないでしょうけど、あんまりにもざっくばらんに貴重なものに触れることができて、大満足でした。







そうして、興奮気味に心躍らせていると、なんだかお腹が空いてきました…が、あいにく14時過ぎということで、こちらのレストランは営業終了だそうで。仕方ないので、カウンターの係りの方に街中の「お食事マップ」をいただいて、再び街中方面に戻ります。



あそこならまだ営業してるかも…という推薦をいただいた何軒かを巡るも、さすがにどこもクローズド。こりゃ困った。どうしましょ。







お腹の虫を無視して駅舎観察なんてしていても、逆効果です。あーお腹すいたー。






最終手段として向かったのは、もはやワタクシの無計画な小旅行にはつきものの、スーパーで総菜を買っちゃおう作戦決行の地です。今回はAコープです。この辺唯一のスーパーですし。



でも、こちらのお弁当が結構おいしそうなうえに、レジのおねいさんがスーパー美人（磯山さやか似）で、食べる前から大満足な感じでした。おねいさんの写真は無いですけど。（笑


（画像は LINDEL さんから拝借。すんません。）

とりあえず、近くの河原に移動して、いざ実食です。




ご・は・ん・が・う・ま・い♪ナスはさみ揚げもジューシー♪なんじゃこりゃ。



で、満足しきってしまって、食べてすぐシェスタに入ってしまいました。起きたら大雨でちょっとあせったり。夕暮れ前までの貴重な時間を寝てしまってちょっと後悔したり。



でも、貴重なもの見られたからいいか、と努めて前向きに旅の続きに戻ります。

そんな感じで、この辺でまたぶった切って次回へ～。