伊藤さやか/80年代B級アイドルアーカイブ291017

7 伊藤さやか




1963年10月16日生　(54歳)




愛知県出身




1982年　モデルとしてデビュー。

同年　テレビドラマ『陽当たり良好』でヒロインを演じ、注目を集める。

同年　『天使と悪魔～ナンパされたい編』で歌手デビュー。








所謂、『花の82年組』の一人です。
かなり華やかなデビューを飾っています。
つぶらな瞳とおちょぼ口、とってもファニーで可愛いかったと思います。
彼女自身、デビュー当時からキラキラのアイドルになることを拒否していて、自称『ロックンローラー』と言っていた頃もありました。



しかし、時代が女性歌手に求めているものの違いや、アイドルに対する求心力に圧され、彼女のプロデュースは不発に終わる事になります。

また、モデルとしてデビューしたにも関わらず、露出度は当時アイドルの中では極端に少なく、ショートカットも幸いしてルックスも既存のアイドルより地味だった為に、デビュー当時の勢いを徐々に失って行きます。
正統派アイドルを目指さず、派手なルックスでロックを歌おうとしていたのは、そんな自分を解っていたのかもしれませんね。
・・・ところが、与えられた歌はロックンロールとは程遠い歌謡ポップ調の曲ばかりで、何もかもがバラバラになっていた気がします。
結果、『花の82年組』の中では大成しなかったアイドルのひとりに挙げられる訳です。





1986年　活動休止






シングル9枚　アルバム7枚

肝心な歌唱力は、当時アイドルの中ではそれなりに備えていた様です。
テレビアニメ『さすがの猿飛』の主題歌

『恋の呪文はスキトキメキトキス』

などは、ファニーな曲調と滑舌の良いスピード感溢れる唄いっぷりで、アニソンでは今でも名曲のひとつに挙げられています。
事実、83年オリコン年間5位(アニメ・童謡部門)の結果でも判ります。







復刻版CDは少なからず出回っていますが、かなりレアな事は確かです。
ですが価格はそれほど高騰していません。
それ以外なら、アニソンジャンル内で聴くチャンスがあるかも。

正直、特別セールスポイントはありません(笑)
ただ、明るくポップな歌はとても聴き易く親しみ易いと思います。








聴くか聴かないかはあなた次第！



80年代B級アイドル度・・・75％
彼女はロックンローラーではありません。
決して売れませんでしたが、彼女は間違いなく80年代アイドルでした・・・おわり。