美味しんぼに見る面接対策
究極対至高の第2回キャベツ料理
先攻:山岡士郎(フグの白子のキャベツ包み)
後攻:海原雄山(キャベツの芯の細切りに生トマトの裏ごしソースがけ)
東西、帝都両新聞の面々の感想
「これはスゴイ、このキャベツの芯には単なる意外性を超えた味の凄さがある。我々が見失っていた自然の味、鮮烈さを見事に舌の上に叩きつけてくれた。これほどの素材にはこの野菜の凄さを直接ぶつける料理法を採るべきだ。それに引き換え、キャベツで白子を包んだものはあざとく見える」
唐山陶人
「素材の魅力を100%引き立てた」
京極万太郎
「至高のメニューの勝ちやな」
海原雄山
「またしてもお前は基本を外した。料理は技法に走ったらだめだ。旨味だけを追ったらだめだ。料理とは素材にほれ込んで、その素材の素晴らしさを一つでも多く引き出してやることなのだ」
料理も面接も全く同じ。海原雄山の意見に賛成です。
「面接は技法に走ったら駄目だ。自分をよく見せようと着飾っては駄目だ。本当の自分、ありのままの素の自分を面接官に直接ぶつけるべきだ。こう言えば好印象だろうといった考えはあざとく見える」
私の料理法・・・じゃなくて、面接指導法は海原雄山と同じ手法です。美辞麗句で飾り立てたりしません。ソースやドレッシング、調味料でごまかしたりしないのです。受験生自身の個性を引き出すことにのみ力を注いでいます。受験生の人生を掘り起こし、その中から面接で使うネタを掘り起こす作業に力を注いでいます。
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