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診療所で患者が心肺停止。その時あなたは?
院長とスタッフがチームで参加する心肺蘇生講習会が好評

写真1 CLS講習会の様子 診療所の院長とスタッフが一緒に参加し、互いの役割を確認しながら心肺蘇生を学ぶ。

事務員A 「先生、大変です!待合室で〇〇さんが『胸が痛い』と言って倒れました」
医師 「〇〇さん、大丈夫ですか?反応がないな、心肺蘇生が必要だ。Aさん、119番通報して!看護師のBさんはAEDと救急カートを持ってきて!心臓マッサージを始めるぞ」
看護師B 「先生、AEDを持ってきました。心臓マッサージ、交替します」

 6月20日、横浜市大シミュレーションセンターで、診療所での心肺蘇生、CLS(Clinic Life Support)を学ぶ講習会が開かれた。院長である医師と、看護師・事務員などの診療所スタッフ3、4人がチームで参加するユニークな講習会で、横浜市内の4診療所が受講した。本番さながらの臨場感の中、診療所内で患者が心肺停止した場合を想定し、冒頭のような実技訓練を行った(写真1)。講習会を運営するのは、横浜内科学会と横浜市大救急医学教室。2011年に初開催して以降、今回が4回目の開催となる。

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