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介護サービス従事者による高齢者虐待が13年連続で増加(12月22日)

厚労省は22日、高齢者虐待防止法に基づく令和元年度の調査結果を公表した。

介護サービス事業所・施設の従事者による高齢者虐待の件数が644件で過去最多になり、13年連続で増加した。相談・通報件数も2267件で過去最多であり、10年連続で増加。虐待が発生したサービス種別では、特養が190件(29.5%)で最も多く、次いで有料老人ホーム178件(27.6%)など。

虐待による死亡事例は4件(4人)で、昨年度から3件(3人)増加した。

また家族等による虐待数は1万6928件で横ばい(前年度から321件減少)であったが、過去3番目に多かった。相談・通報件数は3万4057件で過去最多であり、7年連続で増加。虐待による死亡事例は15件(15人)で、昨年度から6件(6人)減少した。

調査は、平成18年度から施行された高齢者虐待防止法に基づき、毎年、実施されている。

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