冬緑性シダ植物 本州〜九州の向陽の山野に生える。栄養葉の柄は長く、基部近くで胞子葉を分岐する。栄養葉は葉軸が三岐する。小羽片は広卵形で鈍頭、辺縁は鈍鋸歯。葉柄や羽軸は無毛。胞子葉は栄養葉より長く、上部につく胞子嚢穂は2回〜3回羽状に分岐し、円錐状に丸い胞子嚢をつけ、秋に熟した後に枯れる。 学名は、Botrychium ternatum ハナヤスリ科ハナワラビ属 似たものにオオハナワラビやアカハナワラビがある。 3つの違いは栄養葉の様子により、 葉の先(鋸葉)が尖っている オオハナワラビ、アカハナワラビ 茎に毛がなければアカハナワラビ、オオハナワラビは茎、葉柄、葉軸に毛がある。 葉の先(鋸葉)が鈍頭 フユノハナワラビ |
▼2004年10月16日 玉湯 | ||
▼2009年12月6日 玉湯 | ▼栄養葉の基部から胞子葉が立つ。 | ▼2004年12月18日 玉湯 |
▼2011年3月27日 東忌部 | ||
以下はフユノハナワラビとオオハナワラビとの雑種アイフユノハナワラビの可能性があります。 | ||
▼2010年12月4日 胞子嚢穂 西忌部 | ||
▼2008年9月14日 胞子嚢穂 玉湯 | ▼栄養葉 | |