越年草 北海道〜沖縄の道端や畑のふちなどに生え、高さ0.5〜1m。茎は中空で、多数の稜がある。葉はやわらかく、長さ15〜25cm、幅5〜8cmで羽状に切れ込み、ふちには不ぞろいの鋸歯がある。鋸歯の先はしばしば刺状にとがるが、触っても痛くない。基部は両側が先のとがった三角状に張りだして、茎を抱く。頭花は黄色で直径約2cm。舌状花は多数ある。総苞は長さ1.2〜1.5cm。花柄と総苞にはしばしば腺毛があり、粘る。花のあと総苞の下部はふくれ、そう果が熟すとそり返る。そう果は長さ約3mmの狭倒卵形で、縦の脈と横じわがある。冠毛は白色で長さ約6mm。別名ハルノノゲシ。花期は4〜7月。(野に咲く花) 茎上部の葉の基部が三角状に後方へ突き出ることが多く、下部の葉では突き出ないことも多い。(三河の植物観察) 学名は、Sonchus oleraceus キク科ノゲシ属 似た花にオニノゲシがある。また雑種のアイノゲシがある。 |
▼2011年12月14日 鹿島 | ▼花柄に腺毛がある。 | ▼葉の基部は三角状に伸びる。 |
▼葉の基部は丸まらず茎を抱く。 | ||
▼2007年6月2日 宍道 | ▼果実(冠毛) | |
▼茎の上部には腺毛がある。 | ▼葉の基部は張り出して茎を抱く。鋸歯は堅い刺にならない。 | |
▼基部ははオニノゲシのように丸くならない。 | ||
▼2003年9月23日 乃白 | ▼葉の基部は丸くならない。 | |
▼2011年4月3日 東生馬 | ||
▼基部の葉。 | ||
▼刺は柔らかく痛くない。 | ||
▼2013年4月25日 果実 美保関 | ||
▼花は直径約2.5cm。 | ||
▼1個の舌状花。 | ▼冠毛は長さ約6mm。 | |
▼果実は長さ約3.3mm。 | ▼果実は縦溝と横しわがある。 | |
▼微毛がある。 | ||
▼花柄に腺毛がある。 | ▼上部の茎にに腺毛がある。 | ▼葉の基部は三角状に張りだす。 |
▼葉の基部は平面的にのび、丸くならない。 | ||
▼葉の刺は小さく、痛くない。 | ||
▼2003年9月28日 乃木福富 | ||
▼2004年3月21日 玉湯 | ||
▼2007年2月12日 ロゼット葉 乃白 | ||
▼2007年2月4日 ロゼット葉 西尾 | ||