SKET DANCE:杉田智和が難役に挑戦「とりあえず、全部やりました」

アニメ「SKET DANCE」のアフレコ取材に応じた(左から)杉田智和さん、吉野裕行さん、白石涼子さん
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アニメ「SKET DANCE」のアフレコ取材に応じた(左から)杉田智和さん、吉野裕行さん、白石涼子さん

 4月からテレビ東京系で放送が始まるアニメ「SKET DANCE(スケットダンス)」の第1話アフレコが1月31日、東京都内のスタジオで行われ、ボッスン役の吉野裕行さん、ヒメコ役の白石涼子さん、スイッチ役の杉田智和さんら声優陣が取材に応じた。「銀魂」の坂田銀時や「涼宮ハルヒの憂鬱」のキョン役で知られる杉田さんは自分ではしゃべらず常備のパソコンで合成した音声で会話する難役に挑み「音声合成ソフトでの会話ということで、台本に『SE』と書いてあっても、これを言葉で発した方がいいのか、『BGM』と書いてあっても、芝居で音声で演じた方がいいのかという迷いが生じてました。とりあえず、全部やりました。使われているかはオンエアをご覧ください」と苦労を語った。

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 「スケット・ダンス」は、篠原健太さんが「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載しているマンガが原作。部活の助っ人や生徒の悩み相談などをする学園生活支援部(通称・スケット団)のメンバーのボッスンとヒメコ、スイッチが、次々と舞い込む奇妙な依頼をこなすという学園コメディー。07年から連載され、昨年、少年向け部門で第55回小学館漫画賞を受賞した。

 演じるキャラクターについて、杉田さんは「特殊なキャラクターなうえ、自由度が高く、言い換えれば、答えを出すのが難しいキャラですね。演じるのも難しく、ただその自由度、難易度を視聴者に伝えないように頑張っていきたいです。スイッチ風に言うならば、後の設定はこちらまで(http://sketdance.jp/)ですね」と冗談交じりに意気込みを語った。白石さんは「ヒメコはわかりやすい性格で関西弁、そしてこの3人だとツッコミ担当ですね。紅一点だけど、みんなを引っ張っていく、熱血的な性格です。時には恋人、時には女房のようにボッスンをサポートしています」と話し、吉野さんは「ボッスンは一番子供ですね。オカンのようなヒメコ、オトンのようなスイッチに支えられてやっています」と紹介した。

 第1話のアフレコを終え、白石さんは「家で練習している時は一人でツッコんだりしていましたが、スタジオに行くと2人がいたので、ツッコミがいがありましたね」と感想を話した。杉田さんは「監督がこちらを信頼してか『何かありますか?』とどんどんアドリブを要求してきましたね。要約すると、『オモロイこと言えよ』と言われてました」と明かすと、白石さんは「杉田さんはそんな監督の要求にどんどん答えて、アドリブで話していたんですけど、私はそれにツッコまないといけなくて、『ポカーン』としちゃいました」とにぎやかな収録風景の模様を語った。(毎日新聞デジタル)

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