逆上がりを練習してもなかなかできるようにならない、どうすればできるようになるの?と悩む子どもたちは少なくありません。
逆上がりにはコツがあり、うまくできないのにも理由があります。
逆にいえば、できない原因を知って原因を取り除くトレーニングをし、コツを押さえて練習すればほぼ誰でもできるようになります。
逆上がりができない原因や練習のコツ、子どもへの教え方などを紹介します。
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逆上がりとは?何歳から?学校ではいつ習う?
逆上がりとは、鉄棒の上り技の一つです。
地面に足を付けた状態で始め、鉄棒を両手で握って鉄棒を中心として身体を後転させて鉄棒の上に上がります。
幼稚園や保育園で逆上がりを練習する場合もあり、早ければ小学校に上がる前にできてしまう子もいます。
でも小学校の体育の授業で逆上がりの練習をするので、周りに早くできる子がいるからといって焦る必要はありません。
文部科学省の小学校学習指導要領には、小学校3~4年生では補助具付きで、5~6年生でも取り組むことが記載されています。
逆上がりができない原因を解説
まずは、なぜ逆上がりができないのか原因を解説しましょう。
逆上がりができない原因がわかれば対処法を見つけられます。
逆に、できない原因を把握できていないと、逆上がりのコツや練習のポイントがわかりません。
逆上がりができない原因の見つけ方
逆上がりができない、以前はできていたのにできなくなった場合は、主な原因は何かを探ってみましょう。
子どもが逆上がりの練習をしているところを動画で撮ってみたり、親が観察してみたりするのがおすすめです。
逆上がりができる人の動画と子どもが練習している動画を見比べて、どこが違うかを考えてみると、できない原因がわかる場合があります。
【原因1】力が足りない
逆上がりには、足を蹴る力や腕力が必要です。
筋力の成長の速度は子どもによって異なるので、3歳くらいでできる子もいれば小学校高学年になってもできない子もいます。
腕力が足りないことが原因で腕が伸びきってしまう場合、体重が重いため腕力で身体を持ち上げられない場合などがあります。
トレーニング方法としては、マットや布団の上で寝転んで足を頭の上に持ち上げる「ゆりかご」や持ち上げた足を後ろに持っていく「後転運動」をしてみましょう。
鉄棒を使うなら、腕を曲げた状態でぶら下がる「ダンゴムシ」やぶら下がり、懸垂などを練習するのがおすすめです。
【原因2】怖がっている、恥ずかしいなど気持ちの問題
逆上がりができないのは、怖い、恥ずかしいなどの気持ちが邪魔をしている場合もあります。
普段の生活では上下逆さになることはあまりないので、自分の腕だけで逆さになる状態に恐怖心を抱く子どもも少なくありません。
また、逆上がりができないと恥ずかしい、友達に見られたくないと思い、練習をあきらめる子どももいます。
そんな場合は、少し遠くの公園で練習する、あまり人がいない時間帯を選んで練習するなど工夫してみましょう。
【原因3】鉄棒の高さが合っていない
逆上がりができるようになるには、どの高さの鉄棒で練習するかも重要です。
子どものお腹から胸のあたりに鉄棒が来る高さが逆上がりをするには適しています。
幼児の場合は身体に最も合った高さの鉄棒を見つけるのは難しいので、公園にある一番低い鉄棒を使うと良いでしょう。
【原因4】逆上がりのコツがわかっていない
逆上がりができないのは、コツがわかっていないことが原因の場合があります。
具体的には、最初に振り上げる足の強さが足りない場合や、足を振り上げる方向が違っている場合などです。
振り上げる力が弱いと、鉄棒に身体が届きません。
また、鉄棒に対して斜めに足を振り上げると、うまく鉄棒に身体を巻きつけることが難しくなります。
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逆上がりのコツと練習のポイント
逆上がりができるようにするには、足の蹴り上げから身体の引き寄せ、足の振り上げなどのコツを押さえて練習することがポイントです。
ここからは、コツと練習のポイントを3つに分けて紹介します。
【コツ1】踏み切りの位置と蹴り上げの強さ
まずは、足をしっかりと踏み込んで、大きく蹴り上げましょう。
勢いをつけないとうまく回れないので、足を前後に開いて鉄棒を持ち、振り上げる足を後ろに大きく引き、軸足をしっかり踏み切って勢いよく蹴り上げます。
踏み込む位置は鉄棒の真下か少し前の位置がベストです。
鉄棒よりもかなり前や後ろで踏み切ってしまうと、蹴り上げるのが難しくなります。
子どもが鉄棒に対して立つ位置や、足を蹴り上げる位置をチェックしましょう。
また、足を真上に振り上げるのも重要なポイントです。
前や斜め上ではなく、空を蹴り上げるか、自分の頭やボールを蹴る感じで振り上げましょう。
【コツ2】身体の引き寄せと腕を曲げたままにすること
足を蹴り上げたあとは、身体をすぐに鉄棒に引き寄せるのがポイントです。
逆上がりはお腹を鉄棒につけないとうまく回れないので、おへそを鉄棒につけるのがコツなのです。
身体を的確に鉄棒に近づけるためには腕を曲げたままキープする必要があります。
このときに腕が伸びると、身体と鉄棒の距離が遠くなって引き寄せられなくなるため、逆上がりはうまくできません。
どうしても腕が伸びてしまう場合は、あごを引いて目線はおへそを見るように意識すると、腕を曲げた状態でキープしやすいです。
【コツ3】回転の勢いと重心の移動
次に、両足が真上に振り上がったときに膝を曲げ、背中も丸めて身体を鉄棒に巻くようにして、身体全体を回転させます。
腰からおへその辺りを鉄棒に巻きつけるイメージで、身体がすぐに離れてしまわないように回りきるまで引き寄せておくことを意識しましょう。
このときに背中が伸びたままだったり鉄棒につける位置が太ももの位置など低すぎたりすると、起き上がるのが大変になります。
そして、最後のポイントは、回転する勢いと重心を利用して頭を持ち上げることです。
重心が身体や頭のほうに残ったままだとなかなか身体を起こせないので、回る勢いを生かすのもコツです。
重心を頭から足に下げて腕を伸ばすと頭が自然に起き上がります。
頭を持ち上げて、身体がしっかり回り切ったら、腕と足をまっすぐのばして体重を鉄棒にのせるようにできたら逆上がりの完成です。
子どもへの教え方の注意点や練習方法
いきなり最初から逆上がりを練習するのではなく、適切な段階を踏んで練習していくことがポイントです。
マット運動や足の振り上げなどの基礎的な動きを十分に練習してから、逆上がりの練習に移行しましょう。
恐怖心を抱かないようにするとともに、うまくできたときの感覚を子どもが自分でとらえられるように、逆上がり専用のゴムバンドやタオルなどの補助具を利用して練習するのもおすすめです。
さまざまな練習法があるので、子どもに合う方法を見つけられると良いですね。
また、なかなかうまくできなくても、焦ったり叱ったりしないようにしましょう。
あきらめずに頑張って練習すれば逆上がりができるようになる、良い経験ができるチャンスです。
まとめ:逆上がりのコツをつかんでマスターしよう
逆上がりができないのには原因があります。
まずはなぜできないのか原因を知り、原因を取り除くためのトレーニングをしていきましょう。
段階を踏んでコツコツと練習していけばできるようになるので、親子でめげずに練習に取り組んでみてください。
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