第二次世界大戦前の日本は繊維、製紙、食料品などの軽工業が中心でした。戦後は機械、金属、化学などの重化学工業が中心。今最も盛んなのは機械工業、特に自動車です。
茨城県から大分県にかけては、ほぼ切れ目なく工業地域が続く「太平洋ベルト地帯」。ここで国内工業生産の3分の2を生産しています。
戦前から発展していたのは京浜、阪神、中京、北九州の四大工業地帯。いずれも輸出入に便利な海に面しています。1960年代以降は、新しい工業地域も生まれました。
現在出荷額が多いのは中京工業地帯、関東内陸工業地域(栃木、群馬、埼玉)、阪神工業地帯、瀬戸内工業地域(岡山、広島、山口、愛媛、香川)です。