砂煙、鈍い音、迫力に圧倒 山古志「牛の角突き」 5月4日開幕 /新潟

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本場所さながらの迫力ある牛の角突き=新潟県長岡市の山古志闘牛場で2024年4月29日、内藤陽撮影
本場所さながらの迫力ある牛の角突き=新潟県長岡市の山古志闘牛場で2024年4月29日、内藤陽撮影

小千谷は3日

 伝統習俗「牛の角突き」の開幕を控え、長岡市山古志南平の山古志闘牛場で29日、告知を兼ねた事前イベントがあった。本場所と違って、体格の異なる牛を組み合わせて若牛に稽古(けいこ)をつける形の取組ながら、観客はその迫力に圧倒されていた。

 県内の角突きは、山古志に加え小千谷市小栗山の小千谷闘牛場で毎年開催。牛を傷つけないよう引き分けにするのが特徴で、全国6地域の闘牛のうち唯一、国の重要無形民俗文化財に指定された。

 参加するのは去勢されていない雄の牛。生後半年程度で去勢される肉牛と異なり、闘争本能を失わず筋肉質に育てるためという。本場所では牛の急所に当たる鼻先につけた綱を外すが、この日は牛をすぐに引き離せるよう追い立て役の「勢子(せこ)」が綱を持った状態で3~16歳の6頭による三つの取組が披露された。

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