- ポスト
- みんなのポストを見る
- シェア
- ブックマーク
- 保存
- メール
- リンク
- 印刷
日経平均株価(225種)が1989年12月29日につけたバブル期の終値の最高値(3万8915円87銭)を超えた。バブル崩壊後に日経平均が低迷し、約34年をかけてようやく当時と同水準に回復した。中にはその間に株価を10倍以上に上昇させた銘柄もある。どんな企業が躍進を遂げたのだろうか。
バブル期の89年12月29日時点で既に東証に上場していた企業を対象に、34年ぶりに最高値を更新した2024年2月22日時点と比較した。
株価が10倍以上に伸びたのは15社だった。伸び幅のトップは、工場の生産性向上につながる計測器を手がける「キーエンス」だ。89年末の株価1203円94銭から6万9550円と約57倍に上昇した。また、モーター大手のニデック(旧日本電産)が約22倍、おむつなどの衛生用品大手「ユニ・チャーム」が約19倍となった。いずれも業界内で高い競争力を誇る商品を有している。
SMBC日興証券投資情報部の太田千尋氏は「約34年の流れの中で、海外に進出するなど苦しい時に努力をして利益を伸ばしてきた銘柄だ」と強調する。
10倍を超えた15社の多くが海外に展開しているが、特に上昇が目立つのが半導体関連企業だ。
半導体の基板を切り分けたり回路を形成したりする製造装置の分野では、「…
この記事は有料記事です。
残り1101文字(全文1641文字)
【時系列で見る】
-
東証一時700円高、過去最高値を更新 米株高の好感で大幅続伸
49日前 -
“異端”リフレ派による異次元緩和 日本を待つ「後遺症」との闘い
49日前深掘り -
自動車賃上げ、50年ぶり高水準 1万3896円 中小にも波及
50日前 -
マイナス金利解除で円安・株高 「当面緩和的」で教科書と反対に
50日前 -
“脱デフレ”苦境打開に使いたい岸田政権 賃上げ対策の成果強調
50日前深掘り -
再エネ負担、月836円増加 24年度賦課金、経産省発表
51日前 -
東証続伸、4万円回復 マイナス金利解除は相場の想定内にとどまる
51日前 -
東京円下落、一時150円に迫る 大規模緩和解除でも日米金利差
51日前 -
日経平均株価、一時300円超安 日銀の判断注視で買い広がらず
51日前 -
おむつ、計測器、半導体… 株価を10倍以上に伸ばした企業は?
51日前 -
株高でも… 景気回復「実感なし」87% 毎日新聞世論調査
53日前 -
京セラなど10社、下請けコスト増分を価格転嫁せず 公取委公表
55日前 -
春闘賃上げ5.28% 33年ぶり高水準 連合が中間集計
55日前 -
トヨタ、4年連続の満額回答 最高水準の賃上げ最大2.8万円
57日前 -
食品通販市場、頭打ち? 22年度前年割れ、「コロナ後」で需要鈍化
57日前 -
ラッパを吹くのは誰か=赤間清広
57日前 -
ソフトバンク、過去最高5.5%賃上げ KDDIに続き大幅回答
58日前 -
全日空、ベア1万1000円 33年ぶり高水準、労組に回答
58日前 -
日経平均急落、868円安 2年9カ月ぶり下げ幅 米国株下落で
59日前