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自民パーティー券事件

自民党の派閥が政治資金パーティーの収入を政治資金収支報告書に過少記載したとして刑事告発されました。

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予算案が衆院通過、裏金事件は協議継続 特別委設置で与野党合意

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2024年度の予算案が衆院本会議で可決された後、報道陣の質問に答える岸田文雄首相=首相官邸で2024年3月2日午後5時45分、和田大典撮影
2024年度の予算案が衆院本会議で可決された後、報道陣の質問に答える岸田文雄首相=首相官邸で2024年3月2日午後5時45分、和田大典撮影

 2024年度予算案は2日に衆院を通過したが、自民党派閥の政治資金パーティーを巡る裏金事件の全容解明が進んでおらず、立憲民主党や日本維新の会など野党はそろって反対に回った。衆院採決に先立ち、与野党は事件を受けて衆院に「政治改革特別委員会」(仮称)を設置することで合意した。今国会最大の焦点である政治改革に向けて、野党側は特別委を舞台に、政治資金規正法などの改正や、裏金事件を巡る参考人招致などを実現させたい考え。

 予算案の採決日程を巡る与野党の攻防が1日深夜まで続いたため、予算委は2日、異例となる土曜日の審議を実施した。立憲の石川香織氏は2日の予算委締めくくり質疑で「昨日の深夜国会に続き、本日は土曜日朝からの開催だ。強引に進め、身勝手極まりない」と批判。岸田文雄首相は「(能登半島地震による)震災に関する予算も含まれている。年度内成立をお願いしたい」と理解を求めた。

 事件を受けた新たな特別委は衆院政治倫理・公選法改正特別委員会(倫選特)を改組して4月以降に設置する方針で、立憲の安住淳国対委員長は2日、記者団に「40、50人規模になるのではないか」と話し…

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