江戸期の知恵継承、焼き餅レシピ再現 太田・高林神社で4年ぶり /群馬

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いろりを囲み、焼き餅づくりに励む住民たち=群馬県太田市で2024年2月22日、上鵜瀬浄撮影
いろりを囲み、焼き餅づくりに励む住民たち=群馬県太田市で2024年2月22日、上鵜瀬浄撮影

 江戸時代の「天明の大飢饉(ききん)」を乗り切った先人の知恵を受け継ごうと、太田市高林南町の高林神社で22日、4年ぶりに「焼き餅会」が開かれた。飢えをしのぐために考え出された焼き餅を往時のレシピで再現し、参加者に振る舞った。

 高林地区は利根川左岸に位置し、1783(天明3)年の浅間山大噴火に伴う降灰が火山泥流となり、甚大な被害を受けた。大凶作に苦しむ中、木造の不動尊像が流れ着き、農民たちはわずかに残った米や麦、アワ、ヒエなどの雑穀を粉にして餅を作り…

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