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小倉智昭氏 全摘決断できず後悔「男としての機能に未練があった」

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インタビューに答える小倉智昭氏(撮影・村上 大輔) 拡大
インタビューに答える小倉智昭氏(撮影・村上 大輔)
自宅のホームシアターで笑顔を見せる小倉智昭氏(撮影・村上 大輔) 拡大
自宅のホームシアターで笑顔を見せる小倉智昭氏(撮影・村上 大輔)
小倉智昭氏の書籍「本音」 拡大
小倉智昭氏の書籍「本音」
腎臓内部にある腎盂 拡大
腎臓内部にある腎盂

 キャスターの小倉智昭氏(76)が本紙インタビューに応じ、昨年、腎盂(じんう)がんと診断され、左の腎臓の全摘手術を受けたことを明かした。2016年に膀胱(ぼうこう)がんを公表し、18年に膀胱を全摘。21年に肺転移が見つかっていた。

 16年5月に膀胱がんを公表した小倉氏は、医師から早期手術を勧められたが「男としての機能に未練があった」と決断できず。ネットなどで調べ、臓器を残す治療方法の情報を見つけ「最先端」という触れ込みの治療をいくつか受けた。

 しかし、18年11月、番組出演直前に膀胱から大量出血し膀胱の全摘手術を決断。21年秋には肺転移が見つかった。がんが発生した部位だけでなく他の臓器に転移した状態のためステージ4と診断された。

 小倉氏は「(全摘を)先延ばしにした2年半の間に転移したのかもしれない。最初から手術をしていれば」と後悔している。

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