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違和感の残る記者会見だった。
日本卓球協会はパリ・オリンピック女子団体戦(3人)の最後の1人に、東京五輪で金メダルを含む三つのメダルを獲得した伊藤美誠選手(23)ではなく、15歳の張本美和選手を選んだ。
成長著しい張本選手は五輪代表にふさわしい実力だ。ただ、中国の選手と真っ向から打ち合える張本選手か、経験、実績ともに十分な伊藤選手か。どちらを選んでも賛否は分かれる。選ぶ側は詳細な説明をするとばかり思っていた。
ところが、選考理由として挙げられたのは「戦いぶり」「伸びしろ」といった抽象的な文言ばかり。選考にあたった強化本部のトップであるはずの馬場美香氏は自ら説明しようとせず、渡辺武弘・女子監督に任せきりだった。
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