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「日本のクレメンテ」と呼ぶにふさわしい。
日本選手初の米大リーガー、村上雅則さん(79)について、そう語るのは、民間交流団体ワシントンDC日米協会のライアン・シェイファー会長だ。社会貢献活動に積極的に取り組んだことで知られる、ロベルト・クレメンテ(故人)になぞらえた。
貧しく、米国への移民の多いプエルトリコ出身。差別と闘い、通算3000安打を放った。首位打者4回、最優秀選手(MVP)にも輝いた偉大な選手だった。1972年12月、地震の起きたニカラグアへ救援物資を運ぶために乗り込んだ飛行機が墜落し、亡くなった。慈善活動や社会貢献に励む現役選手をたたえる「ロベルト・クレメンテ賞」は、MVPよりも栄誉ある賞とも言われる。
日米協会は2023年10月、村上さんに「マーシャル・グリーン賞」を授与した。米国の外交官の名を冠した賞で、日米交流に貢献した人物に贈られる。スポーツ界からの受賞は初めてだった。
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