数え年90歳のラガーマン、誇らしげな金色パンツ　試合は月に2回

　中高年がプレーする大阪府池田市のシニアラグビーチーム「参丁目バーバリアンズ」に所属する松栄（まつえ）修さん（88）に1月、数え年で90歳になればはける金のラグビーパンツが贈られた。シニアラグビーは着用するパンツの色が60代は赤、70代は黄など年代ごとに異なる。90歳以上は金。松栄さんはチーム発足以来、初めての金パンツ着用者となり、積極的なプレーと「フォア・ザ・チーム」の精神で活躍を続けている。【早川方子】

　1935年、兵庫県川西市の農家で8人きょうだいの三男として生まれた。戦時中は戦地に赴いた兄2人に代わり、牛の世話をしながら畑を耕すなどして家業を手伝った。高校でラグビーに出会い、池田市の自動車メーカーに就職後も、会社のラグビー部や地元チームでプレーを続けた。「登山やスキーもしたけれど、やっぱり団体スポーツが好き。チームのためになるプレーを常に心掛けています」と話す。会社をリタイアした後もラグビー…