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羽田空港・日航機衝突事故

2024年1月2日、羽田空港で、新千歳発羽田行きの日本航空516便が、海上保安庁の航空機と衝突し、火災が発生しました。

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デジタル技術か人間の判断か 羽田衝突、再発防止へ続く熟議

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海上保安庁の航空機と衝突して炎上する日本航空機=羽田空港で2024年1月2日午後6時50分、渡部直樹撮影
海上保安庁の航空機と衝突して炎上する日本航空機=羽田空港で2024年1月2日午後6時50分、渡部直樹撮影

 東京・羽田空港で日本航空(JAL)と海上保安庁の航空機が衝突した事故から2日で1カ月。国土交通省は今後、どのように安全対策を講じようとしているのか。

 事故は海保機、JAL機、管制官の3者それぞれの要因が重なって起きたとみられる。ヒューマンエラー防止のためのシステムがあったものの事故を回避するには至らなかった。国交省は緊急対策を講じた上で、月1~2回のペースで有識者委員会を開催し、再発防止に向けた中間報告を夏ごろにまとめる方針だ。

 交信記録によると、管制官は海保機に離陸順が1番目であることを意味する「ナンバー1」と伝え、滑走路手前の停止位置まで地上走行するよう指示した。しかし、海保機は許可がないまま滑走路に進入し、着陸してきたJAL機と衝突。海保機では、脱出した機長を除く5人が死亡した。

 海保機は「ナンバー1」と伝えられたことで…

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