走れる屈強な遠藤保仁 心憎いと感じた日本の司令塔、43歳で引退

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W杯南アフリカ大会のカメルーン戦で前線にボールを運ぶ遠藤保仁(右手前)=南アフリカ・ブルームフォンテーンのフリーステート競技場で2010年6月14日、佐々木順一撮影
W杯南アフリカ大会のカメルーン戦で前線にボールを運ぶ遠藤保仁(右手前)=南アフリカ・ブルームフォンテーンのフリーステート競技場で2010年6月14日、佐々木順一撮影

 サッカーJ1ジュビロ磐田などは9日、元日本代表MFの遠藤保仁選手(43)が現役を引退すると発表した。

 遠藤保仁選手は走らないと言われたが、そんなことはない。広い視野と確かな戦術眼に基づくゲームコントロールで一時代を築き、9日に43歳で現役引退を発表した元サッカー日本代表の基盤にあったのは、屈強な肉体だと思っている。

 ワールドカップ(W杯)に初選出されながらGKを除いて唯一出番のなかった2006年ドイツ大会後、07年から12年にかけて取材した。中村俊輔さん(現横浜FCコーチ)とともに「司令塔」として代表に不可欠な存在。感情の起伏を見せずに淡々と取材に応じ、話す内容は分かりやすかったが、印象に残ったのは他のフィールドプレーヤーより分厚い体格だった。

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