秋篠宮家に集中する公務 担い手不足、縮小する皇室の実態
毎日新聞
2023/12/21 06:00(最終更新 12/21 16:15)
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高齢化や人数の減少が進む皇室で、秋篠宮家に公務が集中している。今後、公務を担う皇族はさらに少なくなるとみられるが、将来の皇室のあり方を巡る議論は進んでいない。
「水産業に深く携わっておられるみなさまとお会いできたことを大変うれしく思います」。11月22日、秋篠宮さまは東京都内で開かれた水産功績者表彰式で、漁業振興などに尽力した被表彰者ら約30人にあいさつされた。表彰された男性は「(秋篠宮さまの)おことばを一生の宝にしたい」と喜んだ。
主催した「大日本水産会」は明治から約140年の歴史がある水産業団体。総裁は4代まで男性皇族が務め、皇室とのつながりは深い。戦後、連合国軍総司令部(GHQ)の指導などで民間人の会長がトップとなったが、今も表彰式への皇族の出席は続く。秋篠宮さまは2014年に亡くなった桂宮さまから引き継ぎ、15年から出席している。
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