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皇位継承

安定的な皇位継承を巡る議論が平行線をたどっています。天皇陛下より若い資格者は、秋篠宮さまと長男悠仁さまだけです。

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考・皇室 深まる危機

秋篠宮家に集中する公務 担い手不足、縮小する皇室の実態

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水産功績者表彰式であいさつされる秋篠宮さま=東京都港区で2023年11月22日午前10時32分(代表撮影)
水産功績者表彰式であいさつされる秋篠宮さま=東京都港区で2023年11月22日午前10時32分(代表撮影)

 高齢化や人数の減少が進む皇室で、秋篠宮家に公務が集中している。今後、公務を担う皇族はさらに少なくなるとみられるが、将来の皇室のあり方を巡る議論は進んでいない。

 「水産業に深く携わっておられるみなさまとお会いできたことを大変うれしく思います」。11月22日、秋篠宮さまは東京都内で開かれた水産功績者表彰式で、漁業振興などに尽力した被表彰者ら約30人にあいさつされた。表彰された男性は「(秋篠宮さまの)おことばを一生の宝にしたい」と喜んだ。

 主催した「大日本水産会」は明治から約140年の歴史がある水産業団体。総裁は4代まで男性皇族が務め、皇室とのつながりは深い。戦後、連合国軍総司令部(GHQ)の指導などで民間人の会長がトップとなったが、今も表彰式への皇族の出席は続く。秋篠宮さまは2014年に亡くなった桂宮さまから引き継ぎ、15年から出席している。

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