役所広司さん 年を重ね演じる喜び 若い人はどんどん世界に出て

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トークセッションで俳優人生を振り返る役所広司さん=長崎県諫早市で2023年12月2日午前11時8分、樋口岳大撮影
トークセッションで俳優人生を振り返る役所広司さん=長崎県諫早市で2023年12月2日午前11時8分、樋口岳大撮影

 カンヌ国際映画祭で男優賞を受賞した長崎県諫早市出身の役所広司さん(67)が、2日にあった諫早市市民栄誉賞授与式のトークセッションや記者会見で、ふるさとや俳優人生などへの思いを語った。【まとめ・高橋広之】

 ――諫早市出身の脚本家、市川森一氏(1941~2011年)と初めて一緒に仕事をしたのが、諫早を舞台にしたテレビドラマ「親戚たち」(85年)だった。役所さんにとって初めての現代劇の主演でもあった

 ◆そうです。ちょうど「宮本武蔵」をNHKで1年やって、僕が千年杉っていうところにつるされてる時に、市川先生が。諫早の橋本広司(役所さんの本名)って、(市川氏が)兄と同級生だったんで、ちょっと聞いていたと思うんですけど。それでもう縛られたまんま市川さんが「終わったらちょっと会おう」って。それで終わってからすぐ市川先生の仕事場に行って、終わったら何かドラマをやりましょうと。もうその時に言っていただい…

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