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ギターの奏でるテーマソングがあの時の光景をよみがえらせる。
1993年5月15日、東京・国立競技場。サッカーのJリーグが開幕した日だ。
「スポーツを愛する多くのファンの皆さまに支えられまして、Jリーグはきょう、ここに大きな夢の実現に向かって、その第一歩を踏み出します」
当時、チェアマンとして開会宣言を読み上げた川淵三郎さん(87)。その思いは揺るぎない。11月30日、新しくなった国立競技場であった「文化勲章受章を祝う会」では一言一句たがわず、宣言をそらんじた後、感謝の言葉を述べた。
宣言にサッカーという単語を使わなかったのはスポーツ全体のため、との思いがあったから。この日も「スポーツにとって大事なのはトップアスリートもそうだが、草の根の活躍こそ」と訴えた。
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