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阿木燿子(あき・ようこ)さん
「主人との出会いが本当に全ての原点かな」――。特別音楽が好きだったわけでも、作詞家を目指していたわけでもない。ごく普通の大学生だった阿木燿子さんが作詞を始め、数々のヒット曲を生み出すことになったのは、後に作曲家としても夫としても人生のパートナーとなる、宇崎竜童さんに巡り合ったからだ。今ある幸せな人生も、宇崎さんとの結婚なしにはあり得ないという。
1964年、同じ明治大の新入生同士として出会った。登校初日、阿木さんが校門をくぐると、路上で軽音楽クラブの勧誘活動をしていた宇崎さんは「嫁が歩いてきた」と直感。英会話クラブに入るつもりだった阿木さんを熱心に誘い、4年間をクラブ仲間として過ごした。阿木さんも卒業の頃には「この人を一生愛そう」と決意。「長く友人として客観視する時間があって、この人といればどんなことがあっても笑って過ごせると思ったのか…
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