戦後期の建築、特徴残す 国有形文化財、新たに篠山小校舎など /兵庫

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国登録有形文化財に選ばれた篠山小学校の校舎=丹波篠山市北新町の篠山城跡で2023年11月21日午後1時6分、幸長由子撮影
国登録有形文化財に選ばれた篠山小学校の校舎=丹波篠山市北新町の篠山城跡で2023年11月21日午後1時6分、幸長由子撮影

 文化審議会が24日、文部科学相に答申した国登録有形文化財に、丹波篠山市北新町の篠山小学校の校舎と講堂計6件が選ばれた。校舎は1952~55年に建築された木造2階建てで、戦後復興期の学校建築の特徴をよく残しているという。現在も校舎として使われており、小学生132人幼稚園児8人が通う。

 市によると、市内の国登録有形文化財は、鳳鳴酒造主屋(呉服町)や小田垣商店店舗(立町)などがある。篠山小学校の登録で7カ所41件となる。

 篠山小学校は国指定史跡・篠山城跡の三の丸にあり、校舎5棟は切妻造りの瓦ぶきで、それぞれ渡り廊下で結ばれている。学校講堂は35年建築で戦前期の希少な鉄骨造り。外壁には起工年である34年を、神武天皇の即位年から数える皇紀で記した「2594」という数字が掲げられている。

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