常盤貴子さん いじめ、激務…50代で悟ったビューティフルライフ

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俳優の常盤貴子さん=東京都新宿区で2023年11月10日午後1時24分、内藤絵美撮影
俳優の常盤貴子さん=東京都新宿区で2023年11月10日午後1時24分、内藤絵美撮影

 数々のテレビドラマに出演し、映画や舞台でも輝き続ける常盤貴子さん(51)。20代前半から人気俳優としての道をがむしゃらに駆け抜け、「今、好きなことができる」と笑顔で語る。その姿に、50代でたどり着いた“境地”がにじむ。【御園生枝里】

 <主な内容>
 ・限界を迎え、事務所社長に直訴
 ・いじめに遭い、はさみ投げられても
 ・50代を迎えた今、自分をどう見る?
 ・舞台にボランティアで参加
 ・被災地では「団長」も
 ・結婚生活14年豊かな時間

過酷なドラマ撮影で多忙だった日々

 「忘れもしません」。スターダムに駆け上がった当時の多忙な日々を尋ねると、この言葉が飛び出した。

 「ドラマをやり続けて、本当に苦しくて、このままだと私の引き出しが全部なくなってしまうと思いました」

 1993年に大ヒットドラマ「悪魔のKISS」に出演し、脚光を浴びた。当時21歳。94~96年には1年に3本以上のドラマに出演し、過酷な撮影をこなした。

 高視聴率ドラマ「愛していると言ってくれ」もその一つだ。耳に障害のある青年画家(豊川悦司さん)の恋人役を演じ、手話ブームを巻き起こした。

限界を迎え、事務所社長に直訴した

 24歳の時だった。肉体的にも精神的にも限界を感じ、所属事務所の社長に直談判した。それまで事…

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