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イスラエル・ハマス戦闘

パレスチナ自治区ガザ地区を支配するイスラム組織ハマスが2023年10月7日、イスラエルへの戦闘を開始しました。

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イスラエル、ガザに人道支援物資「無制限」に搬入 米国などの要請で

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人道支援物資を積み、エジプトとパレスチナ自治区ガザ地区の境界にあるラファ検問所に向かうトラック=カイロで11月12日、ロイター
人道支援物資を積み、エジプトとパレスチナ自治区ガザ地区の境界にあるラファ検問所に向かうトラック=カイロで11月12日、ロイター

 イスラエル政府は17日、人道危機が深刻化しているパレスチナ自治区ガザ地区に対し、人道支援物資の搬入を「無制限」に認めると表明した。燃料の搬入も一定程度認めるという。イスラエル軍はイスラム組織ハマスを追い詰めるため、これまで物資の搬入を制限していたが、米国などの要請を受けて方針を転換した形だ。

 英BBCは、米政府関係者の話として、2日ごとに約14万リットルの燃料の搬入が認められる見込みだと伝えた。ただ水や燃料はイスラエル軍とハマスが戦闘を続けるガザ北部には搬入しない方針。また、物資の検査に時間がかかるため、円滑に必要な量の物資が運び込まれるのかは不透明だ。

 イスラエル軍は10月9日に、ガザに対して電気や水、食料などの供給を停止する「完全封鎖」を開始。国際社会の要請を受け、10月下旬から、エジプトとガザの境界にあるラファ検問所を通じて食料や水などの搬入を認めていたが、市民が求める量を大きく下回っていた。

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