「厄介もの」リンゴの枝を板材にリサイクル 弘前大と地元企業が開発

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リンゴの枝をリサイクルした板材を掲げるアサヒ印刷の斉藤元専務(右)と弘前大の広瀬孝准教授(左)ら=青森県弘前市の弘前大で2023年10月6日午後3時9分、江沢雄志撮影
リンゴの枝をリサイクルした板材を掲げるアサヒ印刷の斉藤元専務(右)と弘前大の広瀬孝准教授(左)ら=青森県弘前市の弘前大で2023年10月6日午後3時9分、江沢雄志撮影

 青森県弘前市の特産品といえばリンゴ。その栽培過程で剪定(せんてい)した枝は、薪として燃やすほか使い道に乏しく、地元では厄介もの扱いだ。産学官連携で有効活用策を探ってきた弘前大と地元企業が、リンゴの枝を新たな板材にリサイクルする技術を共同開発した。原料には枝と水以外は使用しておらず、環境に負荷をかけない新素材。今後、実用化に向けた研究をさらに進める。

 開発したのは印刷会社「アサヒ印刷」と弘前大教育学部木材加工研究室のグループ。6日に記者会見した弘前大の広瀬孝准教授は「将来的には家具や建材としても使えるようになることを期待している」と話した。

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